9月後期

『銀河乞食軍団,17』『灼眼のシャナY』『グイン・サーガ外伝,5』
『おれは不知火』『刺客』


『銀河乞食軍団,17 クロパン大王、出撃!』
野田昌宏 ハヤカワ文庫JA


読始9/15 読了9/17

コメント・・・
さて、それほど楽しみにしていたわけではないが最終巻なので読まなければなるまい。
次元のひずみで存在が重なってしまった人のため、星海企業は奔走中。
あちこちの惑星でそれぞれが自分の仕事を進めていた。
サブタイトルのクロパン大王は、出撃というワリにはエンジンを回して時空震の調整をするだけ。
そして、今回まさかの大活躍をしたのが・・・
わざわざ隠してもネタバレが困るような読んでる人いないか(笑)
逆に読んでないなら名前を書いてもそれはそれで全然分からないんだけどね。
こすっからい動きばかりして乞食軍団の邪魔だった星海軍5局の鼬中佐。
全然出番のなかった乞食頭目ムックホッファなんかよりよほど輝いている。
まさかの展開だったね。
マナクーラの人たちの動きが余り見えなかったけど、まぁワリと満足した。




『灼眼のシャナY』
高橋弥七郎 電撃文庫


読始9/18 読了9/19

コメント・・・
坂井悠二たちはつかの間の平和を過ごしていた。
街に向かうは敵ではなく空間のゆがみを正し、ヤツラの気を引かぬよう沈める調律士。
その調律士が街を戻すのに選んだのが吉田一美。
そして彼女は今町に起きていることを知る。
人を喰らう化物と戦う少女の物語なはずなのに、一人の少年を挟んでにらみ合う二人の少女の話になっている第6巻。
それほどの芸は無い。




『グイン・サーガ外伝,5 時の封土』
栗本薫 ハヤカワ文庫JA


読始9/20 読了9/22

コメント・・・
短編集。
グインだけでなく、マリウスやレムスが主人公のものも有り。
まぁそれぞれほどほどに良いかな。
本編とどれだけ重ねられるのか疑問も残るけどw




『おれは不知火』
山田風太郎 川出文庫


読始9/23 読了9/25

コメント・・・
幕末短編集。
桜田門外の変で井伊直弼の首が討ち取られるが、その首が様々な人の手に移る悲喜劇から始まり。
混乱する日本を生きた様々な人々の普通で普通じゃない話。
忍法モノのように超能力バトルは無い。
味わうのは・・・人の悲しさ、かな?




『用心棒日月抄 刺客』
藤沢周平 新潮文庫


読始9/26 読了9/30

コメント・・・
またお家のゴタゴタに巻き込まれ、青江又八郎は脱藩扱いで江戸に戻る。
今度の依頼者は中老よりは金を持たせてくれたが、やっぱり用心棒家業にでも付かないと生活は出来ないぞ、と。
一方、口入れ屋の相模屋はいろんな仕事に対応できる又八郎が帰ってきて恵比須顔。
やれやれと働きつつ、藩主の座を狙う黒幕の刺客から江戸の嗅足組を守るため刀を握る。




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