三月後期
『スーパーサラリーマン』・『魔界都市ブルース,7』・『緋の天使』
『蝶たちの迷宮』
『スーパーサラリーマン』
草上仁 ハヤカワ文庫JA
読始3/17 読了3/18
コメント・・・
テーマはサラリーマンの短編集。
いつもにまして、一本が短いです。
辞めさせて頂きます・・・比較的バブリシャスな時代の話。なかなかのナイスオチ。
同居時代・・・心の狭いブラックユーモア。確かに日本は狭くて窮屈だけどねぇ。
妻の顔・・・一発オチミステリ。六枚のとんかつに収録されてもおかしくない(笑)
毒・・・誰にだってオチが読めちゃうブラックショート
おばあちゃんの復讐・・・痛いよ。この人はドコまで夫婦と言うものを恐怖しているのか?!
テルをまってます・・・だああぁぁ、救いようの無いブラックストーリー。ヘルプの手紙は平仮名で!!
ホームテレホン・・・だから、夫婦ってのは・・・・・・どんなモンか知らないけどさぁ(爆)
方向音痴・・・まぁ、同じようなことを拙者もしているかな。人に道を聞くときはあからさまに土地の人であることを確認してからにしようよ。
テレホンカード・・・ブラックに笑うべきカップルの破局。ため息はおまけだ(爆)
SENDAIHAGI・・・先代萩。知りません(爆)どんな話なのだろうか・・・比較不可。
スーパーサラリーマン・・・最後に来てようやく一息つける軽めの作品。コレがなきゃ読めませんわ。
と、言うわけで、か〜なりブラックに傾いた作品です。
鬱な時には読まないように・・・
『魔界都市ブルース,7 妖月の章』
菊地秀行 ノンノベル
読始3/18 読了3/20
コメント・・・
しつこいようだが、美貌のせんべい屋兼人探し。秋せつらが主人公の、魔界都市を舞台にしたブルース的、しんみりと、しかし力強いお話、短編集です。
花影・・・まさに、愛!なのか?かなりせつないね。
森の彼方の国・・・それがトランシルバニア。そんな鬱蒼とした感じのストーリー(どんな?)
別れ雲・・・空から降りてきた美女は・・・なんだっけ(爆)覚えてない〜〜〜〜
踊る戸谷さん・・・ははは。戸谷さんというだけでも笑えるのに、しかも踊る!最高(笑)
寂しい劇場・・・劇場と書いて「こや」と読む。出会う人全てに才能を感じさせる女優志願者の彼女は一体何者?
迷い雨・・・雨が降〜れば思い出す〜。と雨に怯える美人妻の正体は!
うむ、なかなか、読み応えあったな。
新宿のちょっとした風景を書くだけで面白い小説になるんだからすごいよ。
魔界都市万歳
『魔界都市ブルース 緋の天使』
菊地秀行 ノンノベル
読始3/20 読了3/23
コメント・・・
緋の天使というのは、せつらのことではなく、ヒロインのことでもない。
今回の敵役、殺人家族「緋の天使」である。
彼らの笑えるところは、カタカナの通り名を持っているところか。
たとえば、最大の敵となった夏柳緋鞘。彼はジョニーである(笑)
そんな五人の家族から逃げ出した「きしあ」は、どうにも、殺人術の素質を見込まれて脳改造されて六人目の家族をしていた女性である。
家族の秘密を守るため、きしあの命を狙う五人。
対するは、せつら&メフィスト+きしあ 組。
緋の天使は魔界都市を紅く染めるか!?
今回もまた奇ッ怪な技が飛び出し、せつらを苦しめる。
スッキリしないオチだったけど、悪くは無い。コレはコレで良し!
『蝶たちの迷宮』
篠田秀幸 講談社ノベルス
読始3/23 読了4/3
コメント・・・
つかみは、OK。プロローグではなく第一部第一章。
しかし、大丈夫なのか?
犯人=探偵=証人=被害者=作者⇒読者などという無茶な設定・・・
もし本気でそんなことになるなら、それは言葉のギミックか観念的なオチしかないだろう。
それなりに惹かれるものはあるが、冗長な文章・・・
そして・・・
観念的でした(爆)
イマイチ、スカっとするものが無い。
純粋ミステリの結晶体、って言うほどではないわなぁ・・・
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