九月後期

『太陽の黄金の林檎』『満月の長い夜』『まっ白な嘘』
『東京ホテル物語』『オーラバトラー戦記,3』『創竜伝,1』
『創竜伝,2』『創竜伝,3』『機械の耳』


『太陽の黄金の林檎』
レイ・ブラッドベリ 小笠原豊樹:訳 ハヤカワ文庫NV


読始9/18 読了9/20

コメント・・・
「面白ショート教えろや」の第二弾。
はじめは面白くなかったけど、最後には、「まぁ、そこそこ」までポイントアップか(爆)
霧笛、なんて後で考えたらすごく菊秀な感じ。
菊地秀行なら一冊のネタに引き伸ばしたであろう。
ま、そんな感じ。




『月光少女アンティック・ルナ 満月の長い夜』
吉田縁 富士見ミステリー文庫


読始9/20 読了9/21

コメント・・・
満月の日には人間サイズに育つ、恐怖のアンティックドール。
エサは人間の感情(?)
そんな人形に取り付かれた若者が、「悲しみ」求めて四国まで旅に出る。
・・・
だから、ナニ?系。
富士見ミステリってハズレばっかりかぁ?




『まっ白な嘘』
フレドリック・ブラウン 中村保男:訳 創元推理文庫


読始9/21 読了9/24

コメント・・・
「面白ショート教えろや」の第三弾。
ショートミステリっぽい話の13本立て。
「っぽい」だけあって(笑)、謎は浅かったり、無かったり。
まぁ、いろいろな事件がおきるわけだ。
面白いのと、つまらないのが半々かな。
良しとしておくか。




『東京ホテル物語』
阿刀田高 中公文庫


読始9/24 読了9/27

コメント・・・
「面白ショート教えろや」の第四弾。
愛が有ったり無かったりするホテルが舞台のショートストーリー連作12話。
我が趣味としては、愛の無い話の方が好きであり(笑)
比較的その望みはかなえられたと言えよう。
ソレよりも意外なことに「霊」なネタが多かったのである。
そーゆー作風だったのか・・・




『オーラバトラー戦記,3 ガロウ・ラン・サイン』
富野由悠季 角川スニーカー文庫


読始9/27 読了9/28

コメント・・・
ダンバインが出てくるかどうか心配な、エログロファンタジーの第三巻。
まぁ、エロと言っても、ガロウ・ランのボス、ギィ・グッガが戦利品である女達を潰れるまで犯すというだけで、べつに面白くも何とも無いので期待してもらっても困る(爆)
グロと言っても、今回はせいぜい、捕らえられたガロウ・ランの捕虜がリンチ的残酷処刑を受けるだけだ。
どっちも、関東軍がやってそうなことだよなぁ。
そんな意味を込めて書いてあるのかもね。
ところで、今、出ているオーラバトラーの名はカットグラ。スパロボにはそんなマシンは出てきていない(爆)
最弱のドラムロと比べて性能はどうなのだろうか?
そんなことの方が気になる。




『創竜伝,1 <超能力四兄弟>』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始9/28 読了9/28

コメント・・・
めんどくさがって図書館に行くのをサボったため、蔵書の再読という形になった。
まぁ、作家別の欄で、田中芳樹の名前もフォント大きくしたいなぁという意味を込めて、読む。
むかついた(爆)
ホント、上手いんだよね。むかつかせるのが。
権力を弄ぶ悪党どもの跳梁。しかし、コレが創竜伝だから、イヤな奴らは竜堂兄弟がブっ飛ばしてめでたしめでたしなのだが、イイ人が死んでいく銀英伝なんて読んだら発狂モノだな・・・
一巻は、VS鎌倉の御前編。まだ、表紙以外のイラストは天野喜孝ではないというのも、「そーいやそーだったなぁ」という懐かしさとは裏腹にマイナスポイント(爆)
しかしながら、やはり、面白い。
世の中の悪の存在をノーミソ少な目の読者に分かりやすい形で見せ、それをぶっ飛ばす。
爽快感がSクラスです。




『創竜伝,2 <摩天楼の四兄弟>』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始9/28 読了9/28

コメント・・・
あまりにも時間の都合がつきすぎて、二巻も読むことに。
講談社ノベルス、っていうとどうしてもミステリーばかり出しているというイメージがあるが・・・創竜伝なんてものも有ったんだね、と意外な発見をした気分になる(笑)
今回は、鎌倉の御前という暗黒界のボスを失い、利権争いに奔走する中級政財悪党ドモが、いろいろ企んで、竜堂兄弟にボコボコにされる話(爆)
変身役は続。
面白いは面白いんだけど、こう読み返してみると竜堂兄弟のアクションが引き金になって死亡した人数ってのは結構なモノになることを知る。
都庁に潜り込んで来た米軍兵を殺っちゃった、ってのは、50人という大人数であることも含めて、まぁ良し、と言えるのだが(言うなよ)
東京湾に架かる橋にヘリを落っことして玉突き事故を起こしたってのはどうにもなぁ・・・
ヤツらが手を出さなきゃそんな事故は起こらなかったとはいえ、始がいるんだから、もう少し回りのことを考えた暴れ方はなかったかなぁ、なんて思うわけよ。




『創竜伝,3 <逆襲の四兄弟>』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始9/28 読了9/29

コメント・・・
さらに続けて三巻目。
しかし、このシリーズを初めて読んだ時は終君だったのに、今じゃ始の歳を越えちゃったな(爆)
そんなたわごとはともかく、仕事を失い、無収入となった竜堂一家はまだまだ権力者につけ狙われる。
終の前に現れたのは強化人間。少しは手ごたえがあるようだ。
まぁ、強いとは言え「なかなかやられない」のが関の山だが(笑)
だが、そのスキを突かれ捕らわれの身となる終。
厚木米軍基地が、竜と化した終に完膚なきまでに破壊されるのが気持ちいい一本(笑)




『機械の耳』
小松由加子 コバルト文庫


読始9/30 読了10/1

コメント・・・
ヘンな話「ビブリオン」の作者、デヴュー作。
妖怪に耳を取られてしまった少女が、ある日拾ったサイボーグの耳を着けてみたら〜〜、というやっぱりヘンな話。
ビブリオンの時もそうだったけど、少女小説にしては珍しく(?)サイボーグというメカニカルなキャラが出てくる。
009に思い入れでもあるのだろうか(笑)
そんなこんなで、さわやか系ファンタジーの「機械の耳」
そして、残り半分のページは「かえるの皮」という日本まんが昔話のようなお話。
かっぱとの約束を破りたくて困っている庄屋と暴れん坊姫が出会ったとき!!(笑)
約束を反故にする話じゃあ、盛り上がらないなぁ。ズルいじゃん。




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欄外 ゲームの伝道


なぜか!プレステでプチカラット。
まぁ、クリアしていないゲームをコツコツつぶしていきたいと思っただけなんだけど。
ノーコンティニューにこだわるから何もかも進まない。