九月後期
『マリオネット園』・『ARIEL,8』・『銃と魔法』
『タイムスリップ森鷗外』・『闘鬼風雲録,3』・『真・無責任艦長タイラー,4』
『魔王軍団,2』・『ARIEL,9』・『リアルバウトハイスクール,6』
『ファイナル・セーラー・クエスト完全版』・『デルフィニア戦記,2』・『魔術士オーフェン無謀編,2』
『マリオネット園<あかずの扉>研究会首吊塔へ』
霧舎巧 講談社ノベルス
読始9/17 読了9/19
コメント・・・
おなじみ分断探偵物語(笑)
事件現場と外側の二方に名探偵がいる。
とりあえず今回はヒントというか、引っかかる部分が多くて、すぐに犯人がわかるだろう。
しかし、それ以外の部分も十分面白い。キャラが立っているからね。
二本松翔が以前の事件を小説にまとめて霧舎巧になるところとか。
シリーズを読んできた人には力強くお薦め。
『ARIEL,8』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始9/19 読了9/21
コメント・・・
いままで、補助金目当てにゆっくりのんびりと地球征服に来ていたゲドー社が、突然本気で攻めてきた。
圧倒的科学力の前に世界中の軍隊が翻弄される。手も足も出ない。
エリアルさえもボコボコに。
いや、今までも相手が中途半端な攻めしかしてこなかったから撃退できていたんだけど。
後半は女子高生四人組温泉旅です。
・・・
世界征服と温泉旅。ステキなバランスだ(笑)
『銃と魔法』
川崎康宏 富士見ファンタジア文庫
読始9/21 読了9/23
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エルフやドワーフなどファンタジーな世界の住人が、今ではまぁ普通の人のようになって暮らしている世界の刑事物語。
一部のテンポはいいんだけど、ものすごい勢いで登場人物が多くなってワケワカラン。
名前と種族が合わせられない。
主人公の種族くらいは(表紙にもあるから)わかるけど、コイツラの名前すらあやふや(爆)
そんなワケで途中読むのがかったるくなるのだが、最後まで頑張って読めば、全ての事象が上手に一点に集中してオチがつく。
そのネタを見抜かれないためにワザとダルい展開にしたのか?
って、ソレは無いな。
『タイムスリップ森鷗外』
鯨統一郎 講談社ノベルス
読始9/23 読了9/24
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面 白 か っ た 。
61歳の森鷗外が現代にタイムスリップ。
だが、モリリンは元々ベルリンに留学したこともある男。ものすごい勢いで世界に順応していく。
事情を知る(知らせた)四人の高校生と共に、タイムスリップのきっかけにもなった、森鷗外殺害事件の真相を考察する。
展開としては西澤保彦的なSFミステリに近いんだろうが。
現代をウロウロするモリリンの姿が楽しい。
慌て過ぎず、落ち着いて、現代を理解しようとする姿がカッコイイ。
それにしても森鴎外という選択が渋いよね(笑)
ラストのおまけは、まぁなかなかほのぼの?
トンデモ好きにお薦め
『闘鬼風雲録,参』
秋津透 ファミ通文庫
読始9/24 読了9/25
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それほど面白くは無いけど(爆)、読みやすい。
九鬼鋼が仙具九曜拳を駆使して魔族と戦うのだが。
地球に押しかけてきた魔族は地球のルールを勉強し、古式ゆかしく正式な手段で・・・
ようするに、特撮番組の悪役を真似て合成怪人を作って襲い掛かってくるのだ。
その戦いもついに完結。まぁ、長すぎると失敗する人かもしれないからコレで良し。
しかし、むしろ、イラストがイヤ。
むっちりむぅにぃの絵はほのぼの系でこんな格闘小説の絵は描けないだろ。
『真・無責任艦長タイラー,4 虜囚編』
吉岡平 ファミ通文庫
読始9/25 読了9/25
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さて、ロナワー提督の仇として生きたまま捕らえられる事になったタイラー。
ドムにさらわれてラアルゴンへ星系外旅行。
あらすじを語ると、薄いな・・・
まぁ、テロは許さん!とか、妙にタイムリーだったりはするんだけど。
いや、タイムリーじゃなくてもテロはよく無いんだが・・・
とりあえず次回のラアルゴンでの活躍に期待。
『魔王軍団,2【妖布編】』
菊地秀行 フタバノベルス
読始9/25 読了9/27
コメント・・・
ついに妖骸布の正体が発覚。
聖骸布がイエスを写した亜麻布ならば、妖骸布はサタンの写し姿。
しかも、サタンは魂を妖骸布に、肉体を人間にと分離してしまったという。
妖骸布を求める彼等の中にサタンはいるのか!?
なにせ魂の抜けたサタンは自分がサタンだとわからないのだ。
疑心暗鬼の乱闘バトルは次回。
なかなかの盛り上がりで楽しい。まだ、技よりも銃火器メインのバトルなのが微妙に残念だが。
『ARIEL,9』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始9/27 読了9/27
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昔はロボットモノだったのだが、だんだんとロボットの出番が減っている。
今回はエリアル動かなかったな。
じゃあナニをやっているのかと言うと、倒産したゲドー社をM&Aすなわち吸収合併しようというゲルニクス社。
そして、ゲルニクス地球支社を任されている三男のトムはこの間、結婚式場銀英殿から花嫁であるシモーヌをハウザーにさらわれたボンボンであった。
しかし、そんなことはおくびにも出さず飄々と仕事を楽しんでいるご様子。
それに対し、なんとなくゲルニクスの下につくのが嫌なハウザーは会社が買収される前にどうにかしようと必死にあがく。
期限は・・・逃げた社長が見つかるまで?(笑)
なかなか楽しい物語。
『召喚教師リアルバウトハイスクール,6』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫
読始9/27 読了9/28
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激 薄
本文135ページ・・・
お話は、ゲイツが魔王の力を借りて復活してみたり(笑) 夏休みを海でバカンスしたり。
特に見所無し。
沙羅の尻が柔らかいことがわかったくらいか(爆)
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『ファイナル・セーラー・クエスト完全版』
火浦功 角川スニーカー文庫
読始9/28 読了9/29
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ログアウト文庫に2話ほど加えた作品、か。
土地不足の折に突然現れたダンジョンは、激しく都合のいいものであった。
住居以外はほとんど地下に移転した。だが、そこにはまだモンスターも残っている・・・
そんな危険な世田谷区に引っ越してきたドジっ娘に未来はあるのか?
火浦節の効いたバカギャグ。シケギャグ。
まぁ、なかなかの面白さ。絵が竹本泉じゃないのが残念だが。
『デルフィニア戦記,2 黄金の戦女神』
茅田砂胡 Cノベルス
読始9/29 読了9/29
コメント・・・
激しく盛り上がる。
正当王座を取り戻すべく王都を目指すウィル。それを手助けするべくついてくる超少女グリンダ。
中央で自分勝手やってる貴族どもにムシャクシャしている武闘派はウィルにつく気配。
しかし、また新たな事実(?)が発覚。
緊張感があって面白いんだけど、一つ気になったのは主人公が三人称で「男」と呼ばれることがある。
男は頷いた・・・いや、お前誰なのよ?って(笑)
主人公ぐらいイチイチ名前書いてあげようぜ。グリンダが主人公という扱いだとしてもさ・・・
『魔術士オーフェン無謀編,2 馬鹿は一人でたくさんだ!』
秋田禎信 富士見ファンタジア文庫
読始9/29 読了9/30
コメント・・・
やっぱりスレイヤーズすぺしゃるとしか表現しようの無いアホバカギャグファンタジー短編集。
面白いと言えば言えなくもないんだけど、どうしても「すでに通過している」感がぬぐえない。
まぁ、ぎりぎりセーフってことで。
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欄外 ゲームの伝道