11月後期
『百鬼夜行 陽』・『人類は衰退しました』
『学校の階段7』・『戦う司書と終章の獣』
『定本 百鬼夜行 陽』
京極夏彦 文藝春秋
読始11/18 読了11/20
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最悪。
数年前に書いた妖怪小説 百鬼夜行 陰の感想を読み直して、まるでそのまんまだと感じた。
京極堂シリーズに登場していた脇役たちは実はこんなに精神の病んだ人たちでした。
という、なんと言ったらいいのか。
ひたすらうんざりするような、ドブから浚われた泥を見せられているような感じ。
陽 というサブタイトルが冗談にもなっていない。
陰の対になるとはいえ、いっそ 鬱 で良かったんじゃない?って思う。
どんな層がコレを読んでよしとするのかちょっと想像しかねる。
まぁ、墓の火の「山とは〜」っていう語りは良かったかな。
でもそれだけ。
『人類は衰退しました』
田中ロミオ GAGAGA文庫
読始11/22 読了11/24
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妖精がカワイイという以外はコレと言って見所の無かった不思議系アニメの原作。
あのアニメのモトとは如何なるものかと一応目を通そうと思ったわけだ。
結果的には、ほのぼの。
頼りがいの全くなさそうな女の子が、妖精とたわむれるだけ。
日向ぼっこするようなほのぼのであって、面白いとかつまらないとか考えるものではない。
『学校の階段7』
櫂末高彰 ファミ通文庫
読始11/25 読了11/27
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なりゆきで生徒会長選挙に立候補してしまった神庭。
だが胸の中にゴロゴロする何かが彼を駆り立てる。
ライバルは同じクラスの御神楽あやめ。
現生徒会長にみんなを引きつけ動かす何かを持つ男と評される神庭に待ち受けるものは?
ってな感じであまり階段は走らない階段部の物語。
そしてやっぱり筋肉研究会の筋肉が躍動する。
『戦う司書と終章の獣』
山形石雄 スーパーダッシュ文庫
読始11/28 読了11/30
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もう止まらない。最終回へ向けてのジェットコースタークライマックス。
世界の主人公、ルルタ・クーザンクーナの正体が明らかになり武装司書のすべてが終了する?
世界の存在が語られ、信じていた現実は幻想でしかなく、絶望的な絶望が始まる。
最後がどうなるのか気になって止まらない。
早いとこ最終巻まで読んでしまいたいところ。
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