八月前期

『はみだしバスターズ,5』『クロス・ザ・スレイヤー』『うそ八万騎』
『無責任黙示録,2』『チキチキ美少女神仙伝,6』『狂科学ハンターREI,5』
『くちづけよりも熱い拳』『魔都崩壊の刻』『虚船』
『憎みきれない好敵手』『捨て犬にご用心』

『はみだしバスターズ,5 お宝なんていただきよっ!』
神代創 富士見ファンタジア文庫


読始8/3 読了8/3

うーむ・・・読破に一時間かからなかった?
ファンタジーの世界の住人が宇宙パトロールの人たちとドタバタ劇を見せてくれると言うお笑い(違うだろ)
今回は、ガティの先祖が実は宇宙パトロールの創始者だったということで、巻き起こるドタバタ。
ノリはいいんだけど、すごく文章がスカスカ。
スキップするように書きたいところだけ書いてる?
それに、話が続くにつれて、主人公グループが文明の利器に対して驚かなくなってきたのがちょっと・・・
イキオイあればとりあえず良し、な作品の見本かな




『クロス・ザ・スレイヤー 黎明を喰らう闇』
友野詳 ソノラマ文庫


読始8/3 読了8/4

コメント・・・
ホラーアクション、って書いてあるけど、拙者の理論ではホラーとは『抵抗の余地のない圧倒的な何か』を敵に回した話だと思うんだよね。
こうやって、ネクロイドとかいうヴァンパイアの様なバケモノたちと互角に戦う戦士が登場してくるなら、それはオカルト。
ねぇ?
最後には主人公がバッサバッサと叩き斬るぜい、って分かってたらコワイも何も無いっしょ。
内容的には、まぁまぁ。
振り返ると、コレといった見所が思い出せないモンよ。
表紙をパッと見て、コバルトか?ホワイトハートか?って思ってしまうのもマイナス評価(←をい)




『うそ八万騎』
尾崎士郎 大衆文学館


読始8/4 読了8/5

コメント・・・
あの(?)曾呂利新左衛門の物語。
まぁ、実在しなかったとも言われる謎の人なんだけどね。
元は堺の国の鞘細工の名人だったのだが、信長に拝謁出来るか?という所まで接近するチャンスを掴んだのは本能寺(笑)
必死で逃げ出し、今度は根来の僧侶と共に秀吉の刀狩りに立ち向かう。
負ける(爆)
その後、紆余曲折を経て秀吉の腰巾着に納まる。
が、金だの権勢だのに興味を持つことなく、ただ、酒を飲みながら口先三寸で太閤秀吉や大名から巻き上げた財宝をポンポンばらまく気前よさ。
そして、潔い引け際。
うーん、読んだこと無いけど、コレも一つの『人生劇場』なんだろうか?




『無責任黙示録,2 to hurt』
吉岡平 ファミ通文庫


読始8/6 読了8/6

コメント・・・
ますます盛り上がる第二巻。
今回出現するラアルゴンの武将は漢度が高く好感度も高くなる。
もはや、敵は味方軍の総大将リュフランのみ(爆)
うーみゅ、味方の中にこそイヤなキャラがいるって、なんか、ほら、銀英伝みたいだね(爆)(爆)
主人公にして戦艦艦長たるロック・タイラーはブリッジで護摩を焚いて真言を唱えるのみ(笑)
あぁ、そして構えたる陣形は・・・
まさに怒濤の無責任。イキオイ任せにサックリ読めてイイ感じ。
お薦めシリーズだな。(まぁ、完結してからでいいんだけど)




『チキチキ美少女神仙伝!,6 チキチキ歳時記』
嬉野秋彦 角川スニーカー文庫


読始8/6 読了8/7

コメント・・・
「ぽよよん」な麗芳と「ぺとん」な淑芳の仙人見習い美少女姉妹が馬鹿馬鹿しくも、ドッタンバッタンなギャグをかましまくる。
今回は、短編集であってシリアスシーンは全く無し。
ギャハハとウヘヘとニヤリニタリ。
いろんなタイプの笑いが詰まっている。
そういうスチャラカな話が好きな人にはかなりお薦め。
あとがきによると、キャラクターの性格が本編に比べてかなり「イっちゃってる」らしいが、5巻までを読んだのはすでに8ヶ月以上前のことなので拙者的には問題無さ過ぎであった(笑)




『狂科学ハンターREI,5 エディソンの交信機』
中里融司 電撃文庫


読始8/7 読了8/8

コメント・・・
あんま好みのストーリーではないが、第一部完結のアオリに引かれてフラフラと読破。
しかし、読んだだけの甲斐はあった。
いや、相変わらず本編は好みじゃなくてたいして面白いとは思わなかったんだけど(爆)
『無能な政治家と官僚どもを皆殺しにしろ』のシーン。
「おぉ☆」と喜んでしまいました(笑)
それだけです。




『封仙娘娘追宝録 奮闘編,1 くちづけよりも熱い拳』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始8/8 読了8/8

コメント・・・
あとがきで作者が言っているので拙者が語るまでもないのだが、奮闘編というのは何のことはない、短編集である。
短編のお約束として、シリアス度数が低いのは好感度アップ。
基本的に笑える気楽な宝貝回収。
だが、どーでもいいと言えばソレまでだが、イラストが・・・巻を追う毎に子供に、ロリっぽくなっていくような・・・




『六門世界,3 魔都崩壊の刻』
安田均 富士見ファンタジア文庫


読始8/9 読了8/10

コメント・・・
どっちかというと、「うーむ」だね。
前二作のストーリーをすっかり忘れてしまったと言うこともあるんだけど、なんか、ダメ。
カラーイラストも主人公のはずのリコル君はつけ合わせ程度にしか描かれていない(笑)
とりあえず美少女攻撃か?(笑) ダメだって。グループSNE。
それに六門世界=モンコレなのだが、「人」出過ぎ。
モンスターの出番が多いワリには、なんか違う。意志を持ってないからかな。
まぁ、キツイ言い方をすれば、たいして面白くねぃや。




『虚船 大江戸攻防珍奇談』
松浦秀昭 ソノラマ文庫


読始8/10 読了8/12

コメント・・・
江戸時代にUFOが襲来!
と、いうことで、作られた『青奉行』の活躍劇。
まぁ、土台はしっかりできていて面白いのだが・・・
ちょいと出演キャラが多すぎてややこしいかな。
せっかく出てきたけど、それっきりという使い捨てられキャラの立場って・・・(笑)
とりあえず参考文献として、江戸科学の粋という繋がりでは朝松健の「大菩薩峠の要塞」があるにょ。
読み比べよう



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『封仙娘娘追宝録,6 憎みきれない好敵手』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始8/13 読了8/14

コメント・・・
さて、第二部?
人間のくせに宝貝を集めんとする集団『軒轅』登場。
仙人の能力を封じられ、人間界に落っことした700の不良品宝貝回収をすることになった和穂にピンチが迫るか?
と、思ったら襲撃者はジャリガキであった。
頭をナデナデして追っ払おうとする彼女の斜め前方向に真の敵が待ちかまえる。
などと言ってみたけど(爆) 実は、ムダにシリアスなオチを付けています。
予想通り過ぎてホロリとこなかったけど・・・
ま、妥協レベルだな。




『サニーサイドアップガール,1 捨て犬にご用心』
小林めぐみ 富士見ファンタジア文庫


読始8/14 読了8/16

コメント・・・
気が付けば、小林めぐみ初読。
それはともかく、親を亡くした苦学生の少女リンは、あっちゃこっちゃでバイトをして金を稼いでおりました。
そんなある日、犬の散歩のバイトを受けたのがそもそもの始まり。
二時間後に帰ってきたお客さんの家は空っぽでした(笑)
どうするリン?
とか言ってたら、犬を狙って襲いかかる謎の強盗二人組。
さらに幽霊騒ぎまで加わっての三方一両損(?)
リンの明日はどっちだ。
まぁ、そこそこ。
悪くはないけど、「読むしか!」なパワーはないね。



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欄外 独り言コーナー


やっぱり、気になる。
拙者の『コメント』によって、「おっ、この本読んでみようかな」と思った人はいるのだろうか。
一人も居なかったら、書いてる意味無し?
いやいや、自分データベースですから(笑)