二月後期
『市長、お電話です』・『麒麟幻視行』・『帰ってきた私闘学園』
『スウェーデン館の謎』・『魔界都市ブルース,5』・『ゆっくりと南へ』
『魔法戦士リウイ,3』・『魔法戦士リウイ,4』・『お喋りセッション』
『哀愁の私闘学園』・『無責任黙示録,3』・『無責任黙示録,4』
『ブラジル蝶の謎』
『市長、お電話です』
草上仁 ハヤカワ文庫JA
読始2/15 読了2/16
コメント・・・
最っっ高!!!のたうち回って笑いました。
第一話、国境を越えて・・・だったかな(爆)コメントを書く前に図書館に本を返してしまった。
本筋とは違うところで、死ぬほど笑った。腹筋が鍛わる(笑)
あとはどんな話があったかな?
ポルノグラフィティ・・・ネタは読めたけどオチは読めなかった。
転送室の殺人・・・ヘッポコミステリ。
市長、お電話です・・・う〜ん(爆)でも、92年前後にテレメールというシステムを小説にするあたりスゴイ?現実は確実にSFに追いついている!
とりあえず、第一話だけでも読んでもらいたいね。
笑ったら、拙者と同じ趣味と言うことだ。
拙者のお薦めお笑い本を全部読もう(爆)
『麒麟幻視行』
秋月達郎 トクマノベルス
読始2/16 読了2/20
コメント・・・
まぁ、そこそこ。
秦の始皇帝が不老不死を求めてジタバタする姿を大黒柱に、主人公は単なる厩係の視点を中心にストーリーが進む。
始皇帝が求めるものは麒麟の角。
思う存分肥え太った始皇帝の不老不死はどうなるのか?
むしろ、麒麟は何処にいるのか?
麒麟についての大胆な新説込み。
だけど、なんか足りないなぁ。
やっぱ、主人公が確たる目的を持ってないからかな。
『帰ってきた私闘学園』
朝松健 ソノラマ文庫
読始2/18 読了2/25
コメント・・・
アイススケート場で始まったのはローラーゲームであった。
誠新学園格闘技同好会VS大犯土学園武芸部。
氷上の格闘技・・・ちがうな。本来はローラースケートでやるべきスポーツのスケート版なのだから。
とにかく、危険でふざけたバトルロイヤルは今、始まった。
お次は卒業式だ。だが、卒業するのは格闘技同好会のメンバーじゃない。彼らはまだ2年だ。
卒業式をサボっていた格闘技同好会男子メンバー三人は、学園一の説教オヤヂ山崎先生がお礼参りされるということを壁の向こう側で聞き「シメシメ。霧に紛れて二、三発殴って全部卒業生のせいにしてしまえ」作戦を発動させたのであった(爆)
なんという情けない男だ(笑)
最後は新入生の勧誘だ。
全部員が三年生となった彼らとしては、なにがなんでも新入部員を必要とするのであった。
めぐみの熱血トークは新入生の心を掴むのか!?
ノリだね。ノリで読むしか!
『スウェーデン館の謎』
有栖川有栖 講談社ノベルス
読始2/20 読了2/22
コメント・・・
雪に足跡が残っていないという、まぁ、この業界ではけっこうありがちな話(爆)
と、なれば犯人は空を飛べる人物だ!
違うって・・・
そのトリックに気がついたのは・・・いや、気づかされたのか。
はっきりと答えを言う前に重大なヒントをくれるのはいい事だ(笑)
読者の自尊心を満足させてくれる。
良き本と褒めねばなるまい(爆)
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『魔界都市ブルース,5 幽姫の章』
菊地秀行 ノンノベル
読始2/22 読了2/22
コメント・・・
魔界都市ブルースと言えば、黒いコートの美貌、秋せつらが主人公のマンサーチャーシリーズです。
今回は中篇三本。
女騎士(ジャンヌ)の歌・おかしな観光(ツアー)客・黒き神の娘。
ジャンヌを読んだら、表紙を見て「ふーん、そうだったのか」と頷け(爆)
観光客はなんだったのか良く分からないが、あのねーちゃんはよっぽどのラッキースターが憑いているというのだろうか。謎。
そしてラス。はるかな時を超えて甦るミイラ。
アラブの秘法にせつらの糸が!!
いや、それよりもせつらは生まれ変わりなのか?
愛がテーマの三本立て(笑)
それぞれの物足りなさが、どうにも菊秀(爆)
『ゆっくりと南へ』
草上仁 ハヤカワ文庫JA
読始2/23 読了2/23
コメント・・・
今回はお笑い系よりもしんみり系。
殺せ!・・・これはしんみりでもお笑いでもなく、一応サイコホラーに分類されるのか。お約束。
オリジナル・・・フツーのショートSF。一応、蝶への愛がしんみり(?)
おお、白い花びらが・・・ロミオとジュリエット、成功版(笑)
おじいさんの時計・・・形見の目覚し時計の話。今回はコレがイチオシかな。面白い、ってわけじゃないが(ヲイヲイ)先が気になる度は赤川次郎すらも上回る(?)そんな、読者のノらせ方が上手い。
隻眼ディガード・・・回想的ハードボイルド。昔はワシもいろいろやった、ってな話。
ピューイ・・・不思議な液体生物と飼主の友情モノ(?)ピューイはいいけど、飼主が・・・な
ゆっくりと南へ・・・謎の生物スロウリイ。重さ1トン以上のキノコみたいな、だけど毛が生えててふんわり暖かくて子供の良い遊び場。一ヶ月掛けて数センチ南へと進む。そんなゆっくりなスロウリイが道路建設予定地にさしかかった。スロウリイを守れ!!
そんな感じです。
個人的にはお笑い系の方が好きだけど、コレもまぁ良し。お薦めしちゃる。
『魔法戦士リウイ,3』
水野良 富士見ファンタジア文庫
読始2/24 読了2/24
コメント・・・
三人+一人+ゲストの美少女に囲まれる、魔法戦士リウイの奮戦記。
「ええい、オーガに頭を割られて死んでしまえ」というのが男性読者の気持ちですタイ。
なのになかなかしぶといんだよなぁ(爆)
この3巻の主題は、パーティのメンバーである女戦士ジーニの過去に関わっているイベントの攻略。
なぜ、村を飛び出したのか?なぜ、傭兵を辞めたのか?
まぁまぁ、それなりに面白いです。
そして、感想はいつも・・・
「ええい、オーガに頭を割られて死んでしまえ」(爆)(爆)(爆)
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『魔法戦士リウイ,4』
水野良 富士見ファンタジア文庫
読始2/24 読了2/25
コメント・・・
同上(爆)
今回リウイの前に現れた美少女は、隣国の王族様だった。
細かいことは省くが(笑)、冒険らしいクエストは行われず、精神的に成長するイベント、と。
命とは?
リウイの試練編という割には、盗賊のミレルばかりに出番があって、ミレル編かと思ったさ。
テーマは「命」
えらいシリアスで、らしくない(笑)
だいたいリウイに出番らしきものあったっけ?
でも、このシリーズで重要なのは女の子の活躍なんだし、コレでいいのだ?
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『お喋りセッション』
草上仁 ハヤカワ文庫JA
読始2/26 読了2/26
コメント・・・
またまた草上仁である。ハマっているのである。「なんだ、また『お薦め』されるのかよ」と思った人。
大当たり(笑)
ではない(爆)
この、書き下ろし短編集は、ちょいとばかり下ネタが多いので、別の草上作品を読んで、間違いなく草上ファンとなってから読んでいただきたいのである(笑)
死刑!・・・下ネタである
ローテーション・・・ちょっと違うがそんなもん
コンドーム・・・そのまんまである
フード・プロセッサ・・・そんなことはない
中古者・・・タイトルに注意
お喋りセッション・・・下ネタまでは進まない
狼男・・・そんなキャラクターは出てきません
ヒッチハイク・・・ネタに詰まった時の不思議な生き物ネタ
外科ニック・・・外科医のニックではなく、メカニック&外科の洒落ネームである
短編SFって、一冊でいろんな不思議世界に出会えるのでお得な気分。
なかなか満足☆
『哀愁の私闘学園』
朝松健 ソノラマ文庫
読始2/26 読了3/3
コメント・・・
ついに!ついに格闘小説っぽくなってくる。
今まではなんだったの?(爆)
学園スチャラカ青春(?)ドタバタもうなにがなんだかわかんないよ小説でした。
『巴里の殴り合い』に始まり、全日本高校生武道トーナメント無差別級のS県地区予選大会までだ。
対戦相手の表情を見た西城めぐみは驚愕する。
「こいつらも、もう後が無いんだ」
しかし、ウチだって今回のトーナメントで優勝して新入部員を入れなかったら廃部になっちまうんだよ!!
と、重たいかもしれない運命を背負って戦いに赴くのであった。
その頃、弟の西城ゆかりは・・・
ワキがワキに逸れ、本編がなかなか進まない、青春型熱血ノベル。
若者は、読め!!
『無責任黙示録,3 ダブル・プリンス』
吉岡平 ファミ通文庫
読始2/27 読了2/27
コメント・・・
さて、大活躍したロック・タイラー一味は、性格最悪のリュフラン元帥によって、たった三千人の兵を預かりラアルゴンに特攻させられる。
さすがのタイラーもこんな少人数ではろくな戦争は出来なかった。
初めから戦闘もしないで即・降伏。英断だね。
そして、6人は捕虜としてラアルゴンに連れて行かれるのであった。
タイラーとヤマモトはそれぞれ別の王子の下で可愛がられることになる。
タイラーの王子は性別を超越するほどの美形少年メフマーン。ヤマモトの王子はマッチョな無敵戦士ムズメット。
さして仲の悪くない二人であるが、二人であるがゆえの権力争いの旗頭としての立場は動かしがたく。
タイラーとヤマモトまでもが争う日も近いのであった。
作者自らも認めるお約束パターン。
敵権力者の捕虜となり、栄達。
そのころ、カペー大将の孫娘キャロンは、連合軍本部で虐められていた。
なかなかの盛り上がりである。
『無責任黙示録,4 勝ってはいけない』
吉岡平 ファミ通文庫
読始2/27 読了2/27
コメント・・・
二人の王子に残された王の遺言。それは「強いものが王となれ」
そして、二人の王子が強さ・・・頭&パワー・・・を示す方法として選んだのは人間将棋であった。
相手のコマに重なったからと言って一方的にコマを取ることは出来ない。そう!人間同士が戦って勝者が生き残るのだ。もちろん王のコマは二人の王子。
命がけの将棋は今始まった!!(ここでサブタイトルを読もう)
お約束がお約束を呼び、お約束な終結を迎える頃、カペー大将の孫娘キャロンは、本部で虐められていた。
しかし、性格が悪いだけのリュフラン元帥に復讐の理由付けをする必要はあったのかなぁ、と思ってしまう。
ともあれ、次回完結。
しかし、いつ読めるかは図書館しだいだ(爆)
『ブラジル蝶の謎』
有栖川有栖 講談社ノベルス
読始2/27 読了3/2
コメント・・・
短編集です。
ブラジル蝶の謎・妄想日記・彼女か彼か・鍵・人食いの滝・蝶々がはばたく、の6本。
イマイチかな。
有栖川有栖は解決に必要の無い発見までも情報として提示してくるからなぁ(爆)
情報解析から始めなくては。
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欄外 ゲームの伝道
と、いうわけで、始めたのはサターンソフト(プレステでも発売されたさ)BAROQUEと書いてバロックです。
なんて言うのかな。
リアルタイムアクションRPG型トルネコ。
世界観は謎過ぎエヴァ系???
不気味だ。ホラーだ。サイコだ。
でも、トルネコ式ってついついハマっちゃうんだよね。