三月前期
『若き竜の覚醒』・『竜たちの戦場』・『トップラン,5』
『どかどかどかん』・『眠り男の伝説』・『無責任黙示録,5』
『戦闘員ヴォルテ』
『ドラゴンマーク,1 若き竜の覚醒』
友野詳 富士見ファンタジア文庫
読始3/2 読了3/4
コメント・・・
なんか、こう・・・陳腐だ(爆)
高嶺在人はパラレルワールドの自分を夢の中で見ていた。
その世界の自分は有翼人アルト・スカイバースだった。
有翼人の世界を滅ぼすものは、魔鳥。戦闘機であった。
だが、そのコクピットにあるものはパイロットではない。目玉のついた逆三角形。
そいつらは、無限に広がる未来をたった一つに収束するために送り込まれた機械。
核爆発によって消滅したアルトは、在人の魂と一つになり、世界を滅ぼした未来世界デーヴァと闘うことになる。
竜の傭兵。ドラゴンマークとなって!
なんか、違う。読みたい話とは。
パス(と、言いつつ2巻も借りているので読むしか・・・)
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『ドラゴンマーク,2 竜たちの戦場』
友野詳 富士見ファンタジア文庫
読始3/4 読了3/6
コメント・・・
ドラゴンマークは一人ではない。
在人のクラスメイトの猫娘。喧嘩士の兄ちゃんもやはり同じ学校の生徒。さらに、保健の先生とOBと生徒会長。
彼らももう一つの世界の自分がデーヴァに殺される夢を見て、目覚めた者たちである。
彼らは夢の仲の自分とそれなりにシンクロしているのだが・・・
今回の新キャラは、パラレルワールドの自分とのシンクロ率がイマイチの様子。
女子高生の彼女のもう一つの自分は40オヤヂであった。
ギャップに苦しみ、死を覚悟する彼女を在人は救えるか!?
やっぱり、ねぇ・・・
主人公たちは、デーヴァによって滅ぼされようとしているパラレルワールドで戦うわけだから、悪く言えばお気楽なんだよね。いや、そういう態度をとってるわけじゃないんだけど。
読者に緊張感を与えられないわけよ。
ひょっとしたら任務失敗とか言うシナリオも有りなんだよな〜〜〜〜
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『トップラン 第5話 最終話に専念』
清涼院流水 幻冬舎文庫
読始3/6 読了3/8
コメント・・・
ついに貴船天使の正体あるいは目的を聞きだせるかと思ったら・・・
今回も、老人の昔話のようにスイッチバック方式で、同じことの繰り返しばっかりだったりする。
そして、10ページ程度でまとめられそうな本編の方はと言うと、また新しい謎を提示して、次回の最終話に引いていくのである。
トップランテスト・・・アレは一体なんだったのか?
少年狼を登場させた意味は?
な〜んだかよく分からない話だぜい。
それにしても、『NEWS』という単語が無駄に連発されるうちに、妙なイメージ(?)が浮かんでくる。
なにしろ、NEWSという単語は、「NOUTH」「EAST」「WEST」「SOUTH」の頭文字で構成されているのだ。
なんとも、ソレっぽい単語だよね。
『どかどかどかん』
瀧川武司 富士見ファンタジア文庫
読始3/7 読了3/8
コメント・・・
ああっ!なんというマヌケなタイトル。
・・・人の事言えないか。ウチのホームページタイトルも同レベルだな(爆)
で、内容は、格闘モノ。
ジャングルで獣に育てられたエンジは、両親の仇をとるために百獣拳で戦うのだ。
そして、全ての理不尽なパワーに、『氣』で理由付けする(爆)
エンジが、クジラのようなオオトカゲを叩きのめすのも氣なら、長生きした狒々が人語を解するようになったのも氣。
う〜〜〜〜ん、氣って素晴らしいですねェ、と、思わずドラゴンボールを読み直したくなっちゃう作品・・・か?
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『眠り男の伝説』
菊地秀行 徳間デュアル文庫
読始3/8 読了3/11
コメント・・・
眠り男と書いてツェザーレと読む。
最高レベルの催眠術師、秋那岐のアダ名である。
そう。今作はかつて無さ過ぎ催眠術対決。
にらみ合う二人。一瞬の隙をついて相手に暗示を与える。
SFっぽいお話にありがちな「死ねと命令しても本能が反抗する」などという腰の抜けた話は無い。
反抗されるのは術者の技術がヘボなだけだ。
もぉ、ザコキャラはドッカンドッカン自殺させられる(いや、そんなに大勢登場しないけど)
たまには、こういう地味な戦いもいいな
『無責任黙示録,5 恩讐の彼方に』
吉岡平 ファミ通文庫
読始3/11 読了3/11
コメント・・・
ついに完結。
ロック・タイラーこと平松巌は、親の仇のリュフラン元帥の命を奪うため地球へ戻ってきた。
次々と明かされる驚愕(?)の真実。
そして、大団円。
ここまで、タイトルの『無責任』が出てこないので頭をひねっていたのだが・・・
最後に、付足しのように無責任を持ってきましたよ(笑)
なるほどねぇ
そして・・・
この作品によって、本来あるべきだった未来(富士見ファンタジア文庫版)は歪められ、真・無責任艦長タイラーに繋がってしまうのである(爆)
『戦闘員ヴォルテ』
谷甲州 徳間デュアル文庫
読始3/11 読了3/17
コメント・・・
1988年の作品を加筆修正したものです。
いっつも軽いノリのファンタジーばかり読んでいたところに、コレだ。
グレープフルーツのように苦みばしったところのある、激シブのハードボイルドSF(?)
疲労と汗臭さが伝わってくるような・・・
舞台はロシア。そこで開発された人造人間というか強化人間というべき戦士の物語。
彼はある日、同類によって自我を目覚めさせられ、自由を求め脱走した。
追手vsヴォルテ
凍りつく寒さ(凍りつくようなとはいわない)の中、山を走り、雪を駆け。
文字通り決死の逃避行。
読み応えがズッシリあります。お薦め品。
ただ、表紙は失敗かも。
かついでるオブジェが銃には見えないでしょ?
郵便屋さんかと思いました(爆)(爆)(爆)
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欄外 ゲームの伝道
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ファンタシースターをオフラインで遊びました。
ダークファルスを倒して、エンディング後のセーブ。
ここでデータが死にました。ファイル破損。
キレた・・・