七月後期

『月が墜ちる夜』『天使の非常手段RIO』『セイギノミカタはじめました』
『究極の美味』『スノーウィンド』『オーラバトラー戦記,1』

『ルナティック・カーニバル 月が墜ちる夜』
秋葉千景 角川スニーカー文庫


読始7/16 読了7/18

コメント・・・
月が落ちて、世界が狂い始めた。
と、言っても本当に月が降ってきたわけではない。エネルギーと言うか魔力と言うか、そんなものがこう、ドカーン、と。
その結果、全ての人は、人とは少し違う生き物になり、ミュータント化してしまう。
その中でも、自制心を失い、人としての律を守れなくなったバケモノを狩るハンターが「夜狩り」
マエフリが長くなったが、この夜狩りのコンビ。京四郎と桜の物語。
なぜか大落下の影響を受けなかった二人は命を狙われて・・・
文章の流れが今ひとつ上手くなかったかな。



並列書評に飛ぶ
『天使の非常手段RIO,1』
笹本祐一 ハルキ文庫


読始7/18 読了7/22

コメント・・・
10年近く前の作品のリメイク
リオは天使と書いてエクストラと読む人造生命体。
近未来。遺伝子を完全に読み尽くしたこの世界では、まぁそれくらいの芸はできる、と。
そんな世界で「何でも屋」というかトラブルシューターだね。RIOの仕事は。
「バズーカを持った天使」と呼ばれるリオの大暴れ短編X3。
見所・・・特になし(爆)




『鷹音市ヒーロー騒動録 セイギノミカタはじめました』
中川圭士 角川スニーカー文庫


読始7/23 読了7/23

コメント・・・
ところにより大爆笑。
主人公の琴美は犬も歩けば棒に当たるようなトラブルを引き付ける体質のトラブリっ娘。
今日もいつものようにコンビニで強盗を見かけてしまう(笑)
手際の悪さにツッコミを入れたら怒られるし・・・
とどめにどこか覇気のないセイギノミカタまで登場してしまう。
見覚えのある丸められた背中。ヒーローの正体はなんと学校担任にして最も頼りにならない教師、足立乙一であった。
マエフリが長くなったが、そんな感じのヒーロー物。
なぜか宇宙人に正義の味方として見こまれてしまった安達先生と、琴美の珍騒動。
日本に攻めてきた悪の宇宙人から地球を守れ?
大笑いしてすっきり気分良し。




『究極の美味』
雁屋哲 角川ホラー文庫


読始7/23 読了7/25

コメント・・・
タイトルを見て手に取ったのだが、作者の名前を見て「うを」と唸る。
まさか雁屋哲の小説を読めるとは・・・
中身はホラーであり、美食モノ。どちらも破綻せずに上手く一つにまとまっている。
夢の中で中国皇帝となり美食を味わう男、斉田桓一。
そんな彼が現実世界で出あった不思議な中国人は、彼に究極の美味を食べさせてくれると言う。
究極の味とは一体何か?
まぁ、オチは大体分かるだろうけど、一回りほど予想を上回るオチに「うぐぅ」と悲鳴をあげる・・・
ある意味名作、かも。



『クールフェイス,4 スノーウィンド』
藤原征矢 ソノラマ文庫


読始7/25 読了7/28

コメント・・・
前回あまり面白くなかった(爆)クールフェイスの続き。
続きと言っても毎回一冊完結しているので安心してもらいたい。
今回は、平和主義の皇太后の頼みで、今まさに戦端が開かれようとしている敵国スパルキアの良心というか策略家であるレアルフ参謀に親書を届ける話。
しかし、どうやって敵国の首脳に手紙を届けたらいいものやら。
命がけの郵便配達が今始まる(笑)
見所は皇后とバンボの熱い会話か?
あくまでも平和的立場を貫こうとする皇后に対し、スパルキアに国を滅ぼされた恨みを持つ隣国の戦士バンボが猛る。
どちらの言い分もわかるがね。



『オーラバトラー戦記,1 アの国の恋』
富野由悠季 角川スニーカー文庫


読始7/28 読了8/1

コメント・・・
城殻。通称ジョク。彼が主人公である。ショウ・ザマではないのである(爆)
それ以外のキャラは基本的にアニメと一緒。
ジョクは突然引き込まれた異世界で混乱しながらも、ちゃっかり騎士になってしまう(笑)
だが、それはそれで楽ではない。
人を殺さねばならないし、命懸けで体を張ることも必要だ。
人、なのか?醜い悪鬼ガロウ・ラン。
こいつらに囚われてしまった、お姫様を助け出すためジョクは奪還特攻部隊に志願。
そして・・・
正直な話、菊地秀行よりもグロな話だね。
血まみれスプラッター・・・
チンポ切り落として口の中に突っ込むなんてデンジャーな・・・




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