Ｑｕａｎさんの書評
「月が墜ちる夜 ルナティック・カーニバル」（角川スニーカー文庫）秋葉千景
第四回角川学園小説大賞奨励賞作家のデビュー作。
シリアスな廃世界もの（造語・何らかの原因で進んだ文明が崩壊している。シリアスな話が作りやすい）。ギャグ一切ナシ。人が皆異形へと変化する可能性を抱いて生きる時代、異形となった鬼たちを狩る主人公京四郎と相棒桜。「超絶の世紀末格闘ノベル」とうたわれているが、どちらかと言えばハードボイルド（……私は明らかにハードボイルドに対して偏った見方をしているな）。
面白いと言えば面白いし、いろいろと伏線もはってあるので、二巻が出たら手を出すかも。
評価☆☆☆＋
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