十月後期

『創竜伝,4』『黄土の夢,1』『黄土の夢,2』
『黄土の夢,3』『鬼骨の人』『どかどかどかん に』
『ファイアストーム』

『創竜伝,4』
田中芳樹 講談社ノベルス


読始10/17 読了10/17

コメント・・・
第一部、完。
全員揃ってドラゴンチェンジ。
首相を人質に、唇海・虹川・水地・茉理ちゃんと共に、アメリカ行。
竜堂・ブルードラゴン・始がアメリカ軍基地をボロボロに潰してしまうのがとっても爽快で幸せな一冊。
見所ありすぎ。




『黄土の夢<第一部>明国大入り』
中島嶌正英 原案:田中芳樹 講談社ノベルス


読始10/18 読了10/20

コメント・・・
原案が田中芳樹という不思議な本。
自分の疾筆速度を自覚した田中芳樹が代わりの人間を使ったか?
それはそれとして、
鄭成功の反清復明に力を貸すため、三代将軍家光は中国への出兵を決めた。
鄭成功といえば、以前、伴野朗の作品で読んだなぁ・・・
先陣として赴くは、水戸のかぶき者、光圀。その左右を固めるは柳生十兵衛・由比正雪。
二万の牢人兵を率いていかなる活躍を見せるか!
・・・
結構強いぞ、清軍も。
綿入れに鉄片をデコレートさせた鎧は、斬るも撃つもなかなか効かず、苦戦する。
えーと、文章は下手じゃないけど、読者を引き付ける力は強くない。
なんか、物足りないなぁ。
由比正雪が企むとか、柳生十兵衛が斬りきざむとか、水戸光圀が印籠を出すとか(爆)
芸が出なかったからなぁ・・・
そういうのを期待してはいけない




『黄土の夢<第二部>南京攻防戦』
中島嶌正英 原案:田中芳樹 講談社ノベルス


読始10/21 読了10/23

コメント・・・
敢えて言おう。レベルが低いと。
悪くいうつもりは、ある。
あからさまに見せ場なシーンをさらりと流す。
少なくとも、読者を喜ばせよう、楽しませよう的な意図は皆無。




『黄土の夢<第三部>最終決戦』
中島嶌正英 原案:田中芳樹 講談社ノベルス


読始10/24 読了10/25

コメント・・・
多少は、面白くなったかな・・・
と、いっても、平均レベルを多少下回る作品であることは変わらない。
どうせ事実を基にしたフィクションなら、もっとドハデに、見せるべきシーンでは魅せる。
それだけはやって欲しかったな。
娯楽性10%未満。




『鬼骨の人』
津本陽 角川文庫


読始10/26 読了10/29

コメント・・・
竹中半兵衛の人生をさらっと流す「鬼骨の人」他8篇の短編集。
あまり、面白くは無い(爆)
なにせ短編なので、登場した人の一瞬の煌めきを書いただけになってしまう。
中には、オイシイとこ取りという形で面白く読めるものもあるけど、どうも不完全燃焼感が強い。
柳生の剣の極意なんかは感じるところがあったけどね。




『どかどかどかん に』
瀧川武司 富士見ファンタジア文庫


読始10/29 読了10/29

コメント・・・
ありとあらゆるものを「氣」で済ませてしまう格闘アクション第二弾。
ストーリーは、野生児エンジが親の仇を取るために、敵の道場を潰していくという復讐の武者修行。
そのワリには、10年以上ジャングルで獣を親として師匠として暮らしてきたエンジに影は少なく、むしろアッケラカンのアホー(笑)といった明るいキャラ。
今回もやっぱり『氣』の使い手がゾロゾロと出てきて、氣と氣をぶつけ合う戦いをします。
カラー口絵の見開きを使って、小梅ちゃん11歳のナマ尻をペンペンするなど、やる気満々です。
作者ももう少しがんばって書氣を身につけて執筆ペースをあげてくれれば完璧なのです。




『ファイアストーム 火の星の花嫁』
秋山完 ソノラマ文庫


読始10/30 読了10/31

コメント・・・
楽しくったって理科。
いや、それは読んでないんだけど、今回は地球に「酸素が出来るまで」や「光合成の秘密」などが覚えられます。
ストーリーは有って無きが如し。
もう少し長くして欲しかったな。
挿入書簡がページの大部分を食っていて、それはそれで重要なストーリーなんだけど、現実時間でのストーリー・・・カズマとマーシャの話とか、マリナの空中戦とか細かく描写してくれたら満足だったかも。
今回は、特にノスタルジックになるシーンはなかったですね。
懐かしき未来というよりは、イヤンな未来である(爆)
なにせ舞台は寂しい火星。資源が乏しく、生きていくのがやっとという感じ。
つーか、拙者たちが宇宙進出するのはイツよ?



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欄外 ゲームの伝道


ランドメーカー
タイトーのパズルゲーム。
ちょっとルールを変化させたパズルボブルとでも言えばいいのかな?
ゲーセンにあった頃から好きだったんだけど、ようやくいい値段のプレステ版を購入。
キャラ萌え系を狙っている割に、キャラクター毎の紹介が説明書に載っていなかったり、パッケージがチェス盤と勘違いしそうなものだったり、チグハグすぎてスッ転んだ作品ですが、ゲーム自体はイイです。
ワリと好き。
特に、パズルモードで街を発展させていくというのは、なかなか面白い。
面白がるのは勝手だが、多分見返りは何も無い(笑)
それはそれで、まぁ、良し!!!