十二月後期

『有事』『リザレクション』『戦国吸血伝』
『シェリフスターズSS,1』『爆裂!マインレイヤー,2』『虹を操る少年』
『スレイヤーズすぺしゃる,18』『オーラバトラー戦記,7』

『有事 防衛庁特殊偵察救難隊』
中村ケイジ 歴史群像新書


読始12/16 読了12/22

コメント・・・
シヴイ。とでもいうか。
元・自衛官が描く国防小説。カッコ良さよりも、リアリティ(?)重視。
007のようなスパイ物でもなければ、レスキュー的な話でもなく・・・あやふや?
アレ・・・思い返してみると、読みにくかったし、ダメ系か?
とりあえず気に入った部分としては、AKライフルの攻撃が「まるでハンマーを叩きつけるような」という表現だったこと。
銃器に詳しくない拙者としては「へぇぇ」と感心したのであった。




『モンスターメーカークロニクル リザレクション』
伏見健二 電撃文庫


読始12/22 読了12/22

コメント・・・
リザレクション。
それは神を復活させる儀式である。
だから(?)というか、それは神に選ばれた者にしか行うことはできない。
7人の神。それらの勢力が互いにしのぎを削る。
そして、知の神に選ばれたロリロリ魔女っ子は、師を失い旅に出る・・・
タムローンやディアーネといったメジャー級レギュラーも登場。
まぁ、なかなかに上手い。お約束とはいえ感動どころは押さえてある。
良作だね。続きも書け、と言いたい。




『戦国吸血伝 信長神異篇』
ゆうきりん ハルキ文庫


読始12/22 読了12/25

コメント・・・
まだ、序盤の序盤。読み終わってからプロローグを読むと「アリャーー」と驚ける。
簡単なストーリーは・・・、室町時代末期に日本にたどり着いた吸血鬼ブラードが何かを企んでいる。それを防ぐためにローマからはるばる聖堂騎士団の二人の騎士がやってくる。
そんな彼等が協力を求める相手が信長だった。
しかし、気の長い話で。
バッツォなんか、ブラード=怨敵と再会するまでに18年かかってる(笑)
まぁ、安土桃山時代で交通に難があるからねぇ。無駄にリアル過ぎ。
ステファンが柳生石州斎に師事するあたりは楽しいけど。




トラブルシューターシェリフスターズSS mission01
神坂一 角川スニーカー文庫


読始12/25 読了12/25

コメント・・・
中編二本。一話は面白かったが二話はしつこすぎで萎え〜。
「無料キャンペーンで我が組織が攻撃されているのかーー!!」って辺りは神坂ノリだなぁ、と安心。
ロリっ娘と無口なクール娘のコンビが暴れる未来型アクション。
でも、それだけで(爆)
特に見所を感じない、か。




『爆裂!マインレイヤー,2 機械仕掛けの妖精姫』
北沢慶 富士見ファンタジア文庫


読始12/26 読了12/26

コメント・・・
爆弾使いにして炎の妖精憑きの遺跡探索者レインと愉快な仲間たちによるRPG的冒険モノ。
今回はバクチに勝って安く買った発掘証の残り期限が3ヶ月とあって、大慌てで掘りに行く。
つーか、掘りに行かないと妹に殺されるし(笑)
しかし降下中のエレベーターに謎の墜落飛行船が突っ込んできた。
落下するレイン・イリアス・ターニャ。そして、地の底で彼等が出会うのは!
だんだん上手くなっていくな、作者。
それなりにお薦め。




『虹を操る少年』
東野圭吾 講談社文庫


読始12/27 読了12/28

コメント・・・
よその書評ページで感想を読んで気になっていた作品。
音楽が音を楽しむものであるなら、光楽は光を楽しむものである。
絶対音感ならぬ絶対色感を持つ主人公の光瑠は、光楽を作り出した。
音楽に合わせて明滅する光が、まるでドラッグのように見るものを酔わせていく。
だが、その光楽の使いように色気を出す大人達。
天才少年光瑠といえども大人の権力に太刀打ちできるのか!?
と、盛り上がる面白い話。
ただ、裏表紙に書いてある「長編ミステリ」っていうアオリはウソだな(爆)



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スレイヤーズすぺしゃる,18 跡継騒動森林レンジャー』
神坂一 富士見ファンタジア文庫


読始12/27 読了12/27

コメント・・・
新作発売。
相変わらずのバカ話に加えて、ゼルガディスのマヂ話も一話あり。
つまらなくはないが、全盛期のパワーは無い。
あとは落ちる一方か?
まぁ、30冊以上もスレイヤーズしてるんだから当然といえば当然だよな。
ごゆっくりお休みください>作者




『オーラバトラー戦記,7 東京上空』
富野由悠季 角川スニーカー文庫


読始12/28 読了12/31

コメント・・・
東京に戻ったジョクが、事を荒立てずにバイストンウェルとオーラバトラーの存在を理解してもらうにはどうすればいいのか、と悩んでみる。
バーンは自衛隊と接触後、在日米軍にも交渉しに行く。
この時の徳弘一尉との会話がすごく良かった。
なんというか、漢と漢が魂で理解し合うというシーンは大好きだ。
ガラリアは同じバイストンウェルに住んでいたバーンと、心惹かれるジョクとの間で揺れ動く。
恋愛じゃなくて、生きるため帰るためにどうしたらいいのか、ってことで(笑)
そして、再び開かれるオーラロード。煌めく光がオレを撃つ
ただね、ジョクがトミーノの分身過ぎるのがマズイ。
飛行機大好き少年でしかない主人公が一流哲学者になっちゃってるもんな(爆)



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