麻弥さんの書評
●「虹を操る少年」東野圭吾[講談社文庫](97/7/21)
これも文庫本化を待っていた本です。
−−天才少年・光瑠は、色を鋭敏に見分ける能力があった。彼は、光を演奏し、メッセージを出す「光楽」を始め、若者たちを虜にしていく。そして、その能力を疎んじた大人からの魔の手が忍び寄り……
SF、になるのかな。ジャンル分けすると。私は光瑠のような能力は全くありませんが(^ ^;)、「色」はすごく好きで、だからマーク・ロスコが好きだし、色の見本をのせた、ぶっとい本をつい買っちゃったりするし(^ ^;)。光も好きです。光GENJIのコンサートを心から愛してるのも、あのライティングに負うところが大きいから。でも、光楽は、もっともっとキレイなんだろうな〜〜〜。本を読んでて、ぜひ光瑠が行うコンサートをみたくなったなあ、というのが感想です。
東野圭吾はハズレのない作家なので、読んだことのない人は読んでみてね。特に最近の作品は、レベル高いですし。(でもマイベストは「魔球」。)
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