十一月前期

『吸血鬼はお年ごろ,10』『吸血鬼はお年ごろ,11』『吸血鬼はお年ごろ,12』
『リアルバウトハイスクール,8』『李朝暗行御史霊遊記』『宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ,5』
『ARIEL,13』『魔法戦士リウイ,6』『吸血鬼はお年ごろ,13』
『吸血鬼はお年ごろ,14』『リアルバウトハイスクールEX−4』『封仙娘娘追宝録・奮闘編,4』
『今昔続百鬼 雲』

『湖底から来た吸血鬼』
赤川次郎 コバルト文庫


読始11/1 読了11/1

コメント・・・
この巻から背表紙の表記が集英社文庫からコバルト文庫になった。
しかもシリーズ初の長編。
乾上がった湖の墓場から現れた「何か」
コイツが次々と起こす吸血事件にクロロックが挑む。
まぁ、それなりの話。




『吸血鬼愛好会へようこそ』
赤川次郎 コバルト文庫


読始11/2 読了11/2

コメント・・・
この巻からカラー口絵が無くなった。まぁ、それほど好きな絵柄じゃないんだけど、無ければ無いでさみしいな。
吸血鬼マニアの話・鏡に映る幽霊の話・女の不毛な戦いの話、の三本です。
なんとなくストーリーに笑える余裕が出てきた。
で、よく考えるとみどりの「腹減った」が少なかったんだね。
それだけで楽しさ倍増ですか。驚きだ(笑)




『青きドナウの吸血鬼』
赤川次郎 コバルト文庫


読始11/2 読了11/2

コメント・・・
いじめられっ娘の話・クロロック一家ヨーロッパ旅行,1,2の三本です。
故郷に帰ったクロロックとしては元気一杯でノリノリ。
謎の襲撃者もドンと来い状態。
ヨーロッパ旅行には何の役にも立たない友人千代子とみどりもついてくるのだが、やっぱりみどりの「腹減った」宣言が少ないので安心します(笑)
これもまた、なかなかに面白かった。




『召喚教師リアルバウトハイスクール,8』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫


読始11/3 読了11/3

コメント・・・
新展開。魔に染まったゲイツによって歪められたプロレスラー、マックスは魔素を振りまき池袋を歩き回る。
その結果、一般市民が凶暴化して暴れ出す。
町はパニックだ。
それはそれとして、バイパーズのファィターたちに送られてきた謎の招待状。
最強バイパーを決めるV−1GPがもうすぐ始まる。
なんだかワケワカランうちに幸せになってる京極幻弥に激しく不満あり!!



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『李朝暗行御史霊遊記』
中内かなみ 角川書店


読始11/4 読了11/5

コメント・・・
暗行御史。アメンオサと読む。そういうタイトルのマンガがサンデーGXで連載されているから知っている人もいよう。
内容も大概そんな感じ。
とりあえず暗行御史が何者かと言うと・・・水戸黄門の代わりに大岡越前が旅するようなもの(笑)
本作の主人公、金知竜は朝鮮王朝第十六代君主仁祖によって暗行御史に任命される。
彼は、王に賜った馬牌(水戸黄門の印籠みたいなもの)を身分証明として勧善懲悪に励むのであったが、
その相手は人間だけとは限らない。
木火土金水という五行の陽気を封じられた馬牌は、陰の住人・・・すなわち妖怪・鬼神に対抗する力を持つ。
つまり、知竜は人を正し、妖魔を滅する裏の暗行御史として任命されたのである。
ストーリーも面白かったし、キャラも良かった。
ただ、面白かっただけにたった一冊で終ってしまったのが物足りない。
ダラダラと長引かせて欲しかったよ。
サンデーGXのマンガともどもお薦め、ということで。




『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ,5
合わせ鏡のラビリンス』
庄司卓 富士見ファンタジア文庫


読始11/5 読了11/6

コメント・・・
文化祭の準備中に呼び出されたたヨーコ達はコスプレをしていた(笑)
そんなわけで、今回のゼンガーのたくらみはエスタナトレーヒに隠されたタイムマシン「クロノス」の存在確認のようだが。
なんというか、このシリーズは主人公の性格のわりに爽快感が足りない。
ライバル役も天才だなんだって触れ込みのわりにはなんの存在感も無く、親に反抗しているヘタレ少女くらいのものでしかないわけで。
まぁ、アニメとネオジオに興味の無い人はとっつく場所も無いかな。
見所はバニー服を着せられた綾乃(笑)




『ARIEL,13』
笹本祐一 ソノラマ文庫


読始11/6 読了11/8

コメント・・・
今回はまた時間管理局のお出ましで、宇宙人はほとんど活躍しない。
岸田博士の怪しげな実験によって時間のゆがみを受けてしまった美亜は、昨日に明日にパラレルワールドに飛ばされる。
その珍道中にお付き合いするのが時間管理局のひねくれ者マックスウェル。
なんかキャラが弱くてイマイチ展開に迫力が無い。
やっぱり宇宙人編の方がいいな。




『魔法戦士リウイ,6』
水野良 富士見ファンタジア文庫


読始11/8 読了11/9

コメント・・・
女だらけのパーティーで幸せな苦労をしているリウイですが、まぁ、とっとと死んでください(爆)
しかし、体力バカな魔法使いのコイツはなかなか死なない。英語で言ったらダイ・ハード。
今回はスプリガン程度とか強力なモンスターが出てこなかったからピンチは少なめ。
むしろ女性陣による精神攻撃の方が・・・
そんな感じで相変わらずの展開。メリッサ編その2でした。




『吸血鬼と切り裂きジャック』
赤川次郎 コバルト文庫


読始11/11 読了11/11

コメント・・・
コバルト文庫は女の子向けの小説・・・
と、いうわけで? 不倫やら悲恋やらをネタにした話が多いようだ。
これを読んで少女らがちょっとはマトモに育つように、という思いが込められているに違いない(笑)
その甲斐があったかどうかは知らないが、女子大生が教授に遊ばれて捨てられる話・切り裂きジャックに守護されたいじめられっこ・やぶれた初恋物語などの3本。
まぁ、読みやすさだけ。




『忘れじの吸血鬼』
赤川次郎 コバルト文庫


読始11/11 読了11/11

コメント・・・
もぉね、赤川次郎の本は無茶苦茶読みやすいと言うか、気がついたら読み終わっている。
帰りに読む本が無くてヒマになるほどだ。
それはそれとして、内容か・・・
映画の中から現れた吸血鬼。



召喚教師リアルバウトハイスクールEX−4 彼女が猫になる日』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫


読始11/12 読了11/12

コメント・・・
ドラマガに連載された短編の詰め合わせ。
第一話、達人ジジイ3人によるオヤジ狩り狩り。
チンピラどもを仕込み杖で斬り刻む。峰打ちではなく再起不能に。
戦わなければ生き残れない(爆)
それ以外の話は、まぁどうでもいいかな。
大作秘話とか校長乱心とか素材はいいけど展開はそれほどでも・・・って感じだし。




『封仙娘娘追宝録・奮闘編,4 夢の涯』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始11/12 読了11/14

コメント・・・
奮闘編は本編と比べてスチャラカなお話。
新キャラ、探偵(ごっこが好きな)宝貝、導果筆の登場で全体的にイカサマ推理小説っぽくまとめてある(笑)
知恵。知力で宝貝を回収する。
まぁ「そりゃあいくらなんでも・・・」と言うものもあるが、肩の力を抜いていれば問題無し。
テキトーで読もう。




『冒険小説 今昔続百鬼 雲 多々良先生行状記』
京極夏彦 講談社ノベルス


読始11/14 読了11/20

コメント・・・
デブの妖怪研究家多々良勝五郎センセイがDQNと活躍。
お供に小坊主の沼上蓮次を引き連れて(笑)
もぉね、無茶苦茶なんですよ。
多々良センセイは、他人のことなど全く気にせず傍若無人にふるまう。
実際は妖怪の事しか考えていないから他人に気を使う余裕が無いだけなんだが・・・
そして、ひたすらギャアギャア騒ぎまくったあげくに・・・
事件が解決する(爆)
いいのか?それで、なストーリーが4本。最終話には中禅寺も登場だ!
事件の真相がどうとかよりも石燕の妖怪画の解釈の方が見所かもしれない。



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欄外 ゲームの伝道



バイオハザードディレクターズカットでも始めようかという計画。