二月後期
『エイリアン黒死帝国[上]』・『エイリアン黒死帝国[下]』・『人形幻戯』
『ぺ天使たち,2』・『クレージー・リー,4』・『聯愁殺』
『エイリアン黒死帝国[上]』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始2/17 読了2/18
コメント・・・
さて、菊地秀行が新キャラ牙鳴譲の物語を書こうとしたら、編集にストップをかけられて八頭大とのコンビものを書く事になったというあとがき話(爆)
だからイラスト屋も変わってしまった。
柴田昌弘。お願いだから譲だけ描いてください。大やゆきを描かないで・・・いやマヂで。
そんなわけで今回の大は役立たずもいいとこ。
人類の別進化、ミッシングリンクのミイラの頭に呪われた大は四肢が少しずつ動かなくなっていく。
まるで被介護老人のような彼の代わりに動くのが牙鳴譲。
大の従兄弟というキャッチで登場。
なんといっても、とにかく、大としては呪いを解くためにミイラの頭を体にくっつけてあげようと必死なのだ。
『エイリアン黒死帝国[下]』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始2/18 読了2/19
コメント・・・
牙鳴譲。問答無用の強さで・・・不死身(爆)
何が出てくるか、どんな罠が仕掛けられているかわからない、スリリングな宝捜しを不死身の体で行うのか・・・
それに加えてもう一人の同行者。
死体屋のデュポアに安くレンタルされた古代ローマの剣闘士のミイラ、ペクタス。
ミイラのくせに・・・デブ!!(笑)
未開の独裁国家ベルゼボ共和国での大活劇。
でもねぇ・・・
牙鳴譲のためのプロローグという前提で読んだのに、物足りなかったんだよね。
魔神国以降、間を空けすぎてダメになったな。蒼血魔城にしても。
『人形幻戯』
西澤保彦 講談社ノベルス
読始2/19 読了2/23
コメント・・・
おなじみ神麻嗣子のチョーモンインシリーズ。第六弾。短編集だ。
不測の死体・墜落する思慕・おもいでの行方・彼女が輪廻を止める理由・人形幻戯・怨の駆動体の6本。
まぁ、西澤節に慣れすぎてしまったため、フツーの作品に感じてしまう。
どの話も、超能力によって引き起こされた事件である。
それが最初に明かされているからイカサマじゃあないんだけど。
短編なので想像推理の域を出ないので物足りないかも。
推理小説というより、人の心の闇を見せ付けていると言うか・・・
全体的な展開としては、阿呆梨稀の能力によって(?)記憶が改竄されつつある気配。
なぜか?何のためか?謎は謎のまま。
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『ぺ天使たち,2 ぺ天使たちの危険なゲーム』
富田祐弘 富士見ファンタジア文庫
読始2/23 読了2/25
コメント・・・
どうにもパっとしない。
本来、悪の組織から大金をせしめる詐欺師モノという展開なら燃えずにはいられないはずなのだが。
その金で孤児たちの親探しをしようというイイ話なのに・・・
やはり展開がぬる過ぎるからか。
いや、その展望は甘すぎるだろ、と。そう思ってしまうわけで。
挿絵もなんかヤボったいなぁ・・・古い本だから仕方ないのか?
『クレージー・リー,4 帝王の自画像』
渡邊由自 ソノラマ文庫
読始2/25 読了2/27
コメント・・・
自画像。過去を失ったリーは、自分が何者なのか、確固たる根を持つために強く生きる。
自画像を描くように。
そして、ついにアドリアとの星間戦争は終焉を迎える。
アドリアに滅ぼされたサンタ・バルバラの反乱軍と地球連合を率いて、クレージー・リーはケン・ドクターとラストバトルに突入。
統制の取れない連合軍と資金難のアドリア軍。一体どんな戦闘になるのか!?(笑)
一応完結なんだけど、「ありゃ?」な感じで、菊秀のように終わりを感じさせてくれない終り方(爆)
いや、まぁ、実際、続編もあるんだけどね。このシリーズには。
そこそこ満足。
『聯愁殺』
西澤保彦 原書房
読始2/27 読了3/1
コメント・・・
タイトルといい、ハードカバーなことといい、猟死系の胸糞悪くなるようなダーク系だと思ったんだけど・・・
違いました。
どっちかと言うと匠系の明るい妄想推理。
なぜか分からないが突然見知らぬ少年に命を奪われかけ、辛くも生き延びた一礼比梢絵。
そのトラウマに苦しむ彼女は、恋謎会なるミステリマニアに自分が狙われた謎を解いてもらおうとするわけで。
ちなみに、聯とは「つらなる」という意味。
つらなる・うれいの・殺人?
恋謎会のメンバーは、犯人の真意を読み取ることが出来るのか!?
オチは・・・やはりというか、暗めであった。
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欄外 ゲームの伝道
ケツイ。
怒首領蜂のケイブが放つ、やっぱり激ムズシューティング
まぁ、やっぱりクリアできそうにないな(爆)
適当に4面まで遊ぶ暇つぶしゲームということで