五月前期
『エイリアン魔神国(完結篇,1)』・『エイリアン魔神国(完結篇,2)』・『エイリアン魔神国(完結篇,3)』
『夜叉姫伝,6』・『夜叉姫伝,7』・『夜叉姫伝,8』
『ホルスマスター,1』・『トラブル・バスター』・『痾』
『エイリアン魔神国(完結篇,1)』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/1 読了5/2
コメント・・・
今回メインに妨害してくるのはロボット大男。
ライフルも手榴弾もレーザーも火炎放射器も効かない相手からはもはや逃げ回るしか手はない(笑)
さらに、昔出てきたキャラクター再び。
魔神国でエイリアンシリーズ完結するためだろうか?
天才軍人ローレンス・シュミットと南雲秘書(←弟と違って本名が出てこないぞ?魔獣境では書いてあったかな・・・)
まぁ、とにかくノンストップアクションは面白いよ。うん。
『エイリアン魔神国(完結篇,2)』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/2 読了5/3
コメント・・・
まぁ、いままで色々と感想を書いてはいるが、つらいな・・・(をいをい)
スッパリと面白くて、読後感が爽やかすぎる。
よって、読み終わったら内容をすっかり忘れてしまうのだ(爆)
残るのは「あぁ、面白かった」だけである。
元々、このシリーズを今読み直しているのは、この完結篇,2を最近ゲットしたため、前後合わせて読破するぜ、という理由なのだ。
・・・数回読んでも残るのは「面白かった」だけかい・・・(爆)(爆)
ま、いいか
『エイリアン魔神国(完結篇,3)』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/3 読了5/4
コメント・・・
ついに完結。
だから突然戸谷さんが登場したりする(笑)
妖草師ピゲロ、か。このワキ役で一本小説書かないかな、とか思ったりする。
なんせ、汚染された精神を薬草で視認できる形にして排泄させるのだ。やるねぇ。
それはともかく、今回は宝探しじゃなくて、プリンス君にローラン王国を継がせることが目的。
世界征服(?)を企んでいるかも知れない(笑)エイリアン、エニラ師を倒すのだ。
もちろん菊地秀行の小説なのでラストは文字通り「あ」と言う間に片付いてしまう。
ホント、残りこれだけしかページ数無いのにちゃんと片付くのか?と、思うが、無理矢理終わらせちゃうんだよね。
無茶苦茶だぁ(爆)
『夜叉姫伝,6』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/4 読了5/6
コメント・・・
トンブ・ヌーレンブルク来日。
戸谷さんに加え二人目のデブキャラ(爆)
このままでは魔界都市は肉で溢れてしまうのでは、ってまだ二人じゃん。
ガレーン・ヌーレンブルクは首を斬られ、カズィクル・ベイ将軍はせつらの魔糸に命を絶たれる。
あっちで戦い、こっちでバトル。区長は区長で、新宿に向けられた核爆弾の矛先を逸らすべく奔走する。
誰1人としてゆったり出来ない、まさに佳境。
熱いです。
『夜叉姫伝,7』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/6 読了5/9
コメント・・・
吸血鬼化しつつある新宿を一掃するために向けられた核ミサイル。
唯一それを止めることの出来る権力者、金剛台総理は姫にさらわれる。
せつらは彼を救出すべく、姫の国の奥地に潜るのである。
そこに待つのは面作りの村であった・・・、と。
もはや、せつら一人ではどうしようもなくなった作者は、せつらを増産した。約一名(笑)
なんせ、せつら以外のキャラは、今ひとつ真面目に動かないなぁ(?)
せつらの邪魔をするのが目的の姫はともかく、他のメンバーは好き勝手にあっちの味方こっちの協力・・・
しかし、そんな話も次巻完結。
『夜叉姫伝,8』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始5/9 読了5/11
コメント・・・
さて、延々8巻にも渡ってせつらに救われようとしてきた華南高子。
前回メフィストの怒りに触れたか(笑)吸血鬼を治すという名目でドッペルゲンガー;二重存在を本体から生み出される。
ドッペル高子は姫と同じく新宿を破壊しまくる。
しかも、あぁ。せつらは姫の牙にかかり闇の者に。
新宿は下僕吸血鬼であふれかえり、区長は苦労する(!!?)
さて。ナゼか中盤、騏鬼翁の『騏』が『麒』になってたんだよね。そりゃあ、どっちのキもキリンのキだから意味的には同じなんだけど(しかも、馬偏の騏はATOK11では出てこない面倒な漢字であった)やっぱ、ねぇ?
とにかく、強すぎる敵『姫』を相手に、茫洋とした表情の裏で必死にインサイドワークで翻弄しようとするせつらを楽しむストーリー(?)
サディストな女性向け小説(爆)
もちろん、レギュラーたちの活躍も素晴らしい。メフィスト・夜香・トンぶぅ。
彼らがいる限り魔界都市は不滅だ。
凍らせ屋も出てくれば良かったのに(笑)
『ホルスマスター,1 砂漠の銀星胡蝶』
嬉野秋彦 ファミ通文庫
読始5/12 読了5/12
コメント・・・
シスコン眼鏡剣士の大冒険という今までにない謎過ぎストーリー。
面白いのか、っていうと、かなり面白い方に傾いてはいる。
唯一の欠点は、戦闘シーンにおける擬音が「それじゃあ、ギャグやん」なことか。
そりゃ、まぁ、ストーリー展開は、主人公アルハイムの妹ラブラブ〜ゥという冗談のようなネタだけで構成されているのだが、メリハリはつけた方が良かったんでないかい。
この効果音じゃ、「スレイヤーズすぺしゃる」じゃんさ。
とりあえず以下次号。
『トラブル・バスター』
景山民夫 徳間文庫
読始5/12 読了5/14
コメント・・・
関東テレビで起こったゴタゴタを解決する男。トラブルバスター宇賀神邦彦。
短編式で9本。
様々な事件が起こり、制作局長は怒り、総務部庶務課が興る(ちょっとムリがあったかな)
右翼の妨害から、幽霊騒ぎまであっちこっちへ大忙し。
愛車はボロのマスタング。ビールを飲めばとりあえず幸せ。
格好いいのか悪いのか。
まぁ、いい。行け行け宇賀神どんと行け。
なんせ、テレビ出演している人の作品なだけに、なんとなくリアルさ漂う(5年前のリアル(笑))気がしないでもない面白さがある。
『痾』
麻耶雄嵩 講談社ノベルス
読始5/14 読了5/16
コメント・・・
前作、夏と冬のソナタでメインを張った如月烏有がやはりメイン。
『何か』(笑)、があったため和音島での記憶を失ってしまった烏有は今までと同じ暮らしを続けるが何か落ち着かない。
桐璃は”桐璃”になり、「うゆーさん」は「烏有さん」だった(前作から読んでないと意味不明)
とにかく、烏有は失われた記憶を回復すべく・・・放火を続ける。
のだが!!
なぜか火事場から発見される他殺死体の丸焼き(爆)
そこに現れた銘探偵メルカトル鮎が烏有を探偵として目覚めさせるべくちょっかいを出してくる(笑)
一体、コレは誰の仕業なのか?烏有が二重人格で、殺した後に燃やすってのは無しね。
リテラアート・・・
このシリーズは絵画&ミステリがお約束として定着するのだろうか?
今回、謎は積極的に解こうとしなかったのでダメでした。
ただ・・・『わぴ子』は無いだろ。その、ネーミング(爆)
モトネタ分かる人は手を上げてください。空飛ぶ金魚飼うぞ、コラ
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欄外 独り言コーナー
あぁ・・・
菊地秀行で並列書評したい・・・
Quanさん以外で菊地秀行読んでる人いないのかな?
まぁ、ファンタジー系の書評書いてる人自体少ないんだけど(爆)
特に、菊秀読むのは刹那的な面白さを求める人で、イチイチ感想書くような人は少ないのか・・・
いやぁ、まいった