第六回電撃ゲーム小説大賞の金賞受賞作の「ダブルブリッド」の続編。
特殊な遺伝子を持ち、強力な能力を持つ生き物「怪(あやかし)」が存在する世界。日本では怪に人権を認める一方、問題を起こした怪の事件を捜査する組織「捜査六課」が存在した。優樹は外見はか弱い少女ではあるが、怪と人間との混血で、それゆえに孤独を抱えていた。そんな彼女に元に猪突猛進な山崎太一朗が派遣されたが…というのが前作の話で、今回はその2週間あとの話。今度は対吸血鬼です。
居酒屋のシーンがいいですな。おいしそう。
今回の話はこじんまりした感じ。悪くはないけども、突き抜けたところが足りないかも。怪という存在のリアリティがもう少しほしいかな。あと、視点の乱れがちょっと気になりました。
優樹と太一朗とのぶきようなふれあいは微笑ましい。とりあえず次も読んでみようかな。