特殊な遺伝子を持ち、強力な能力を持つ生き物「怪(あやかし)」が存在する世界。日本では怪に人権を認める一方、問題を起こした怪の事件を捜査する組織「捜査六課」が存在した。優樹は外見はか弱い少女ではあるが、怪と人間との混血で、それゆえに孤独を抱えていた。そんな彼女に元に猪突猛進な山崎太一朗が派遣され、最初は反発していたふたりも気持ちが通じ合ってきたが…というのが前回までの話。今回の敵は中国大陸からやってきた、人造兵器のナタク。人造人間ってネタ的にツボだし、その上ナタクは外見は少年だから設定だけからするともっと萌えられるはずだったのになあ…
シリーズも冊数を重ねるごとに固さがとれてきたなあとは思うけど、局地的なエピソードはともかく、大きな枠組みの部分が薄っぺらくて、今回の件が全体にどう影響するかとかがわかりにくくて。主人公に特に思いいれがない以上、どうなっても別にいいやって感じちゃうんです。
やっぱりライトノベルズはキャラ萌えできないと辛い部分があるなあ。