Quanさんの書評
「覇壊の宴」(富士見ファンタジア文庫)日昌晶
第11回富士見ファンタジア小説大賞準入選作。
文章が変。あと、主人公が情けなさ過ぎ。なさけないのはまだいいとしても、影が薄いのでは主人公たる資格無し。世界観がきっちりと出来上がっているので、それに負けない主人公が欲しかった。ギャグとシリアスが融和しているのもいいが、主人公がシリアスを担当できないのでダメダメ。
結論。主人公がダメ。
世界観はきっちりしており、脇役もしっかりしているんですけどね。ただ、いろいろと「現実」をつめこみすぎている感じはするかな。ある意味、こういう小説の醍醐味というのは現実と遊離している部分にあるからなあ。
評価☆☆☆
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