十月前期

『切れる女に手を出すな』『覇壊の宴』『仮面を継ぐ者』
『歌え<ドミニオン>我がために』『魔剣街』『人狼城の恐怖,第二部』
『中山道 算学奇談』『奔流』

『封仙娘娘追宝録 奮闘編,2 切れる女に手を出すな』
ろくごまるに 富士見ファンタジア文庫


読始10/1 読了10/1

コメント・・・
多分前回も言ったけど、長編の無駄なシリアスが抜けて、スチャラカに面白い。
そして、こっちもしつこいほどにワンパターンなセリフだが、イラストが子供になっていくぅぅぅ〜〜〜〜。
カラー口絵1枚目の殷雷なんて幼稚園児じゃん(爆)
それはともかく、小説の方が面白いんだからいいじゃん、と。
2話目の「ごつい男のゆううつ」のオチなんか、うまい!と思ったし。
いいね、短編(笑)




『覇壊の宴』
日昌晶 富士見ファンタジア文庫


読始10/1 読了10/3

コメント・・・
異世界につながる道が開かれた。
なんでも、開いたのは魔王らしい。
そして、開いたのはいいのだが、南アフリカの戦争地帯に飛び出してしまったため、近代兵器の前にボロボロにされてしまった・・・。
地球人類は新世界という土地を利用できるようになった(爆)
そんなわけで、ファンタジーの世界に持ち込まれた近代兵器がグチョグチョの死体製造器として大活躍。
それはそれとして、主人公は単なるさえないサラリーマン。
左遷されてこの世界・・・放射能廃棄物処分場の見張り役として・・・この話に加わる予定はなかったのにとんでもない目に(笑)
ただ、接待という言葉を聞くと、シャキッとしてキビキビ動き始める。
ヘンなヤツ(笑)
ギャグやほんわかもあるけど、楽しむにはちょいとグロかもね・・・



並列書評に飛ぶ
『仮面武闘会 仮面を継ぐ者』
紙谷龍生 富士見ファンタジア文庫


読始10/3 読了10/4

コメント・・・
もろに、特撮化を望んで書いたんじゃないか、ってくらいにソレ系。
仮面ライダーと言うよりは、なんたら戦隊の方だね。博士もロボも出ないけど(爆)
現時点では3人しかいないからサンバルカンだ(笑)
ピンク求む
で、内容はというと・・・
爺さんに残された遺産、『仮面』によって死の淵から甦った主人公は、仮面を狙う集団「蝉の王」と、仮面を与えてくれた「仮面武闘会」の間で混乱する。
しかし、自分だけでなく、家族や身近な人々の身に危険が迫ってしまったため、ストレス爆発的に仮面の力を発揮、変身する・・・
ま、いいけど、ね(爆)
拙者、特撮ネタだけは好みじゃないので、それほど面白いとは思わんな。



並列書評に飛ぶ
『ジャッジメント・ワールド
歌え<ドミニオン>我がために』
青田竜幸 富士見ファンタジア文庫


読始10/4 読了10/5

コメント・・・
なんとなく、雰囲気が、ジャンプ連載中のブラックキャットに似ているような気がする。
血の匂い、が。

ここは、死刑制度のない世界。
替わりにるのが『復讐法』。
親族を殺された者には二つの選択肢が与えられる。
犯人を許すか、復讐をするか・・・
復讐には本人のみならず、執行代理人と呼ばれる裏の者の手を借りることも可。
しかも、昔の仇討ちと違って、無期限の復讐ではなく、7日間のみ。
そして、法の発動から5日を経過すると、被告側の反撃も許される。
このルールがこの作品の全てだね。
そして、主人公はこの執行代理人であり、そしてさらにもっとすごい秘密を背負った者・・・
戦闘シーンはなんか、足りない。
一方的な殺戮→殺戮→殺戮(をい)
某シティーハンターがやるように、五分のファイターがやり合うシーンがなかったように思う。
その点だけが、残念かな。



並列書評に飛ぶ
『魔剣街』
菊地秀行 ノンノベル


読始10/6 読了10/7

コメント・・・
いつものように竜頭蛇尾だが、まだ、オチはあるほうかな(爆)
突然、新宿に消えた区外の若者。
遙か五万年前の仇を討つという記憶が戻った彼は、せつらやメフィストと互角にやり合えるだけの戦士と化していた。
だけど、コレといって見所は無いんだな、これが(爆)
若者=シズマとせつらは特に戦闘をするでもなく、話し合いメインだし。
末弥純の挿し絵もいつもと違うし〜。
ちょい不満。




『人狼城の恐怖,第二部 フランス編』
二階堂黎人 講談社ノベルス


読始10/7 読了10/14

コメント・・・
ゲームが忙しかったせいか、読むのがかったるかったんだけど、読み終わってしまえばズッシリと読み応えのあるストーリーだったな、と。
今回も、信じるべきか信ぜざるべきか、オカルティックなストーリーです。
すなわち、人の死体に乗り移る幽霊のような存在、『人狼』が暴れ回る。
でも、人狼はいなくても、甲冑をつけて歩き回る、謎のマッチョは存在しなければおかしい(爆)
前回のドイツ編との双子の事件。
一体いかなる解答が待っているのか楽しみだよ。



並列書評に飛ぶ
『中山道 算学奇談』
永井義男 幻冬舎


読始10/14 読了10/14

コメント・・・
デビルサマナーが行き詰まったこともあって、一気読み。
だけど、この作品は・・・ハズレかも。
算学奇談というわりに、ぜんぜん算学じゃない。
「ひろいもの」と言う一種の一筆書きが謎を解く鍵だった、と
前回の算学奇人伝と同じで、その問題がお宝の在処を示していたのだが・・・
読みやすいけど、特に見所無し




『奔流』
田中芳樹 祥伝社


読始10/14 読了10/15

コメント・・・
田中芳樹のもう一つの形。
中国歴史物である。
時代は、六世紀初め。南北朝時代。
魏と梁の国が睨み合っているとき。梁に現れた名将(?)陳慶之。
自身は馬に乗るのもやっと、というドジっぷりだが、相手の弱点を見るのは得意中の得意。
すかさず軍を動かし相手を掻き乱す。
なんか、ヤン・ウェンリーみたいだ(爆)
戦争と悲恋と、まぁ、いろいろ。
田中芳樹ファンなら読んで損無し。
むしろ、ここから中国歴史マニアになりましょう☆




トップに戻りたい
リストに戻る
欄外 独り言コーナー


ゲームボーイソフト・カードヒーロー始めました。
だから何?と言われても困るのだが、始めました。
コンピュータが強くてやり甲斐有ります。
発売から半年以上経って安くなったぞ。買ってみない?