『ハリー・ポッターと賢者の石』 静山社 作:J・K・ローリング 訳:松岡佑子 |
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感想
どうもな〜。発売当初に書店でみかけたとき、この本はストライクゾーンの作品だよなぁ。って、思ったものなのですが、金銭的問題から手が出せずにいたら、アレヨアレヨと評判になり、映画が封切られて一代ブームとなってしまったので、ハヤリものには背を向ける捻くれ者の拙は、作品に対して否定的な姿勢を持っていたのですが、これがどうして面白いじゃないですか(笑)。もっとも、これだけ世界的に売れている作品なのだから、当然のことなのですけど・・・。 読み始めた冒頭は、ビジュアル的に映画版のハリーを演じた少年(名前は知らん。)が浮かんでしまい、あまり可愛くないなぁ。とか、気分も醒めたところがあったのですが、ホグワーツに入ってから、すっげぇ、おもしれぇよ。 どろろんエンマくんを思い出させるクラス分けをする喋る帽子や動く写真と肖像画。世界を彩るアイテムも微笑ましいし、森に棲む神話世界の生き物たちもファンタジー色いっぱいで心躍る。 けど、なんかハリーは嫌い(笑)。 |
本屋で平積み、帯に「全世界で800万部のベストセラー」という、今話題の児童文学です。なんだか気になってねぇ、つい購入。
両親を幼いときに亡くし、引き取られてた親戚の家で疎んじられて育てられたハリー。彼が11歳になったときに魔法学校から入学案内がくる。彼の両親は魔法使いで、ハリーも魔法使いだったのだ。しかも小さな頃に悪い魔法使い・ヴォルデモートを倒していたので、魔法世界は超有名人だったのだ。9と3/4番線から汽車に乗って、ハリーは魔法学園へと旅立った…
まっすぐでわくわくする話です。魔法の世界が現実と二重写しで存在しているという設定はいいなあ。魔法学校の描写も楽しかったし、キャラもいい感じ。子供の頃に読んだら夢中になったかも。とにかく、続きが楽しみですね。原書の方は3巻まででてるそうですが、日本での発売はいつになるかな。
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