8月1日 「鴉」(幻冬舎) 麻耶雄嵩
また幻想的な作品である。そしてまた、最後で、ええ〜!?と言ってしまう作品である。う〜ん、彼があれなのだとしたら、朝萩と、琢ちゃんの存在は何なんだろう。なんだか、スッキリしないものが残る。でも、メルカトルがいい!今回、性格の悪さがあまり出ていない。ま、ちょっと遊んでいるのか、という場面はあったけど。彼の過去も少し分かったことだし。最後に「任せておきなさい」と言っていたけれど、それからどうしたのか気になる。