Quanさんの書評
黄金色の祈り
ええと(汗)、これ、ノンフィクションですよね。・・・・ま、そういうことにしておこう。
長編ハードカバーとなると、途端に作風が変わるののは、西澤流なんでしょうか。ジャンルで言えば、青春ミステリもの。過去から未来へ、楽観的な少年時代から、ひたすらブルーな中年時代へ。そして、絶望から希望へ。
今までの西澤作品と違って、なにかこう真に迫った(苦笑)迫力が。SF新本格において斬新さを、匠千暁シリーズにおいて軽妙な論理を実証してきた氏が、ついにベールを脱いだのか?作家として、こういう作品がかけるというのは、ある意味必要なことなのでしょう。
さて、この作品の成果が他のシリーズにどう影響してくるか・・・・。
評価☆☆☆☆
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