Quanさんの書評
「少女と嘘とボストンバック」(富士見ファンタジア文庫)秋口ぎぐる
「並列バイオ」の作者がおくるアクションラブコメ“粛正プラトニック”シリーズ。……もしかして化けるか?>この作者
巻き込まれ型の主人公・少路桔平、“狂気の男”宇野辺竜介、“氷の女”蛍池彩子らが主人公の、ラブコメアクションシリーズ第一弾。今回は桔平と竜介が、修学旅行先のドイツでマフィアの使い走りの女の子・ララがらみのトラブルに巻き込まれる話。……「並列バイオ」の時の変な文章がほとんど直っていて読みやすく(前回よりは、ということだけれど)、ストーリー、キャラクターとも申し分なし(「並列バイオ」の設定ほどのインパクトはないが……)。実を言えばドラマガ連載分の「粛正プラトニック」に期待している分高評価である。こういう、独自の発想が出来る作家には生き残っていて欲しいものです。
と言うことで次回も買いますです。
評価☆☆☆☆
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