五月後期
『秘剣水鏡』・『零式スターパニック』・『邪神復活』
『レディ・ガンナーの冒険』・『赤き死の炎馬』・『闘鬼風雲録,壱』
『ブライトライツ・ホーリーランド』・『少女と嘘とボストン・バッグ』・『真・無責任艦長タイラー,1』
『THE KING OF FAIGHTERS 2000 STRIKERS STRIKE BACK』・『不連続殺人事件』
『秘剣水鏡』
戸部新十郎 徳間書店
読始5/17 読了5/21
コメント・・・
水鏡はなぜか、「みつかかみ」と振り仮名されてある。でも、昔はあえて濁点を使わなかったんだし、発音のほうはやはり「みづかがみ」でいいのかも知れない・・・
んなこたぁ、どうでもいいのだ(爆)
この作品は、剣豪短編集である。
一応、メジャーどころから、佐々木小次郎や柳生十兵衛なども顔を出してはいるが、ほとんどはマニアックにしてマイナーな・・・マンガに登場することがないほどの使い手だったりする。
しかし、様々の秘伝が語られ、読んだだけで強くなった気になってしまうのが困ったものである(爆)
つまり、それだけのめりこめるということで、面白さ二重丸。
気に入った☆
『零式スターパニック』
伊吹秀秋 ファミ通文庫
読始5/18 読了5/19
コメント・・・
以前読んだ、スターパニックの焼き直しバージョンである(爆)
作者もあとがきでちゃんとそう言っている。
一応説明しておくと、アイドルが宇宙防衛軍の一日長官になった日に、よりによって宇宙人が侵攻してきた、と。
二十四時間の間は彼女が長官であって交換は効かない。機械がいうことを聞かない。
うひゃー!大ピンチ。である。
内容は洗練されたかもしれないが、絵がね・・・(グハ)
ホニャホニャした絵に魅力がない、っていうか、カラー口絵に読者引き込み力が全然無い。
ストーリー的には、あぁ、そういえばそういう話だったっけ、と懐かしみながら読めた。
結論。前作を読もうや(爆)
『忍者<レイ・ヤマト>シリーズ,1 邪神復活』
井沢元彦 ハルキ文庫
読始5/19 読了5/23
コメント・・・
忍者・・・よりによって、忍者かいな(笑)
レイ・ヤマトは漢字で書くと大和零。現代に生きる最後の忍者である。
・・・最後の忍道ってゲームしってる?(爆)
それはともかく、なかなかのストーリー。
ローマカトリック教会の依頼で、何かわからない何か怪しい企みの正体を調べてくれという、聞きようによっては冗談のようなムチャクチャな・・・
そして、その企みの正体とは!!
二階堂黎人の聖アウスラ修道院に匹敵するほどの、キリスト教に対する挑戦的作品。
やっぱり、不信人の活け作り・日本人にとってキリスト教なんぞ茶化すべきネタでしかないのだろう。
拙者だって、十字軍などというタワケた軍隊を送り込んだ行為を正当化する連中なんぞ、キチガイ集団としか思わないモンね。
まぁ、そんな感じでキリスト教嫌いの人は、読んどく?(笑)
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『レディ・ガンナーの冒険』
茅田砂胡 角川スニーカー文庫
読始5/23 読了5/23
コメント・・・
巷でウワサの茅田砂胡に初挑戦。
まぁまぁの面白さかな。ヤオイ的要素がないと破壊力が足りないのだろうか?
主人公キャサリンは14歳のお嬢様。一応、銃が得意だったりするためこんなタイトルになっているが、別に射撃がメインになる西部劇的ストーリーではない。
そもそも、作者のイメージタイトルは、けむけむ大作戦なのだ(爆)
「けむけむ」すなわち、毛むくじゃらなキャラクター達がお嬢様と織り成す、笑いと陰謀渦巻く冒険譚。
きっぷのいいお嬢様のドハデな暴れっぷりを楽しめ。
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『奇跡鑑定人ファイル1 赤き死の炎馬』
霞流一 ハルキ文庫
読始5/24 読了5/26
コメント・・・
つかみのギャグは好き。羅馬田町のやることといったらバカ過ぎて、好き(笑)
そんな、毎度バカバカしいお笑いが随所にちりばめられているため、ギャグの歯車が合わない人にはキツイかもしれない。
さらに、主人公に田舎をナメた態度があるので、都会と聞くと対抗意識を持ってしまう田舎者にはまた、お薦めできない(爆)
と、前置きをして・・・
「奇跡鑑定人」とは、超常現象が発生した場所へ行き、それが本当に奇跡であるかどうか、目撃者の勘違いでないか、あるいは科学的に証明できる現象でないかチェックする人のことである。
だが、今回はその調査をする前に連続殺人が発生。
主役はギョロ目の魚間岳士とノッソリしたデカブツの天倉真喜朗という女性ウケの悪そうなコンビ(笑)
オチのつけ方には「ヲ〜〜〜〜い」と言いたくなる(反則技一本負け)
が、ストーリー的には、まぁ良し。
それなりに面白かったな。
『闘鬼風雲録,壱』
秋津透 ファミ通文庫
読始5/26 読了5/26
コメント・・・
闘鬼風雲録と書いて、バトルボーイメモリーズと読むのだな、これが。
魔物から世界を守る戦士として仙女に呼び出された少年・九鬼鋼。
一対一のタイマンで行われる国取り合戦に九鬼鋼はいつまで防衛王者でいられるのか?
プロレスと中華ネタが好きと言う作者の書くガチンコファイト。
ノリのいいアクションバトル。
ハルピュイアといい、この人の「つかみ技術」はなかなかのモノ。
面白いじゃん
『ブライトライツ・ホーリーランド』
古橋秀之 電撃文庫
読始5/26 読了5/28
コメント・・・
独特の世界観で一部のマニアに大好評のケイオス・ヘキサシリーズ第三部にして完結篇。
破壊力と毒の文章。
「わけワカラン」を乗り越えることさえ出来れば、なかなか面白い。
とりあえず・・・前2作を読んだのがはるか昔なので・・・キャラの引継ぎとか全然分からない(爆)
それでもまぁ、面白いとは思ったしねぇ・・・
”悪霊”スレイマン。”小便漏らし”グゥ。”?”アルファ。
この味のある三人が話の中心となり絡み合い、最後は全員同時登場。
ラストはなんと言うかアレなんだけど・・・
菊地秀行のようにスッキリしない系オチ(爆)
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『粛正プラトニック 少女と嘘とボストン・バッグ』
秋口ぎぐる 富士見ファンタジア文庫
読始5/28 読了5/29
コメント・・・
よくあるようで、少し違うストーリー。
所はドイツ
マフィアの使いッ走りであるララは麻薬の代金を間違ったバスに積んでしまった。
命の危険にさらされて、必死にお金を取り戻そうと努力する。
そして、それに協力するのが修学旅行でドイツにきていた小路桔平と宇野辺竜介。
そしてそして、ララの金をネコババしたのは竜介であった。
ちょっと待て、ヲイ(笑)
読みやすく、すぐ終わる。
しかし・・・並列バイオの時の芸風は全く無し。不評だったのかね?
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『真・無責任艦長タイラー,1 入隊編』
吉岡平 ファミ通文庫
読始5/29 読了5/30
コメント・・・
読む前は、すでに存在している話を書き直してどうなるもんかねぇ・・・と思っていたのだが。
あとがきを読んでいるうちに「別にいいじゃん」と。
三国志だって織田信長だって何十種類も本があるじゃないか。タイラーの話が富士見とアスペクトとアニメの三種類くらいあったって気にするほどのことじゃねぇや(爆)
そもそも、富士見のタイラーを読んだのは遥か遥か昔のことなのでほとんど覚えていない。
覚えていなかったので、爆裂テロリスト攻撃に腹を立てることが出来た。
ガンバレ、タイラー。みんなが応援しているぞ(笑)
『THE KING OF FAIGHTERS 2000
STRIKERS STRIKE BACK』
嬉野秋彦 ファミ通文庫
読始5/30 読了5/30
コメント・・・
え〜〜〜〜、ギャグです。
ほんの一欠けらのシリアスもなく、ただひたすらにギャグです。
アナザーストライカーも含めて全キャラ登場だ!とか言ってるけど、セリフの中に名前が出てきただけでも『登場』扱いされているのが困ったモンである。
それだったら、登場しきれなくって、あとがきに顔出してゴチャゴチャしゃべることの出来た連中の方が得な気がする(笑)
まぁ、そんな本なので、肩の力を抜いて、パンツ一枚で寝っ転がりポップコーンを頬張りながら読むとか、酔っ払って「うぃ〜〜〜〜」とか言いながら読むのが正しい読み方である。
『不連続殺人事件』
坂口安吾 角川文庫
読始5/30 読了6/4
コメント・・・
薄いのに意外と読み進まない。
刑事達が不思議なアダ名を持っている(「カングリ」「八丁鼻」「読ミスギ」「アタピン」)ってんで、これは、もぅすぐに読み終わると思ったんだが。
探偵役は巨勢博士。ひろし、って読まないでね(爆)
本名は出なかったような気がするのだが、主人公より11も年下ながら、探偵の素質充分すぎるため博士と尊称されている、伝法な口調の若者だ。
さて、感想は、と言えば、さすが、なかなか。
解決編で「心の足跡」なる物理的ではない心理的な、証拠というかヒントというか。
実際、そのシーンを読んでいる時「ヘンな行動しやがるなぁ」と思っていながら、ソレを犯人と結びつけることが出来なかった・・・
うまいなぁ。
読み終わって納得できるオチって良いよね。
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欄外 ゲームの伝道
そうだねぇ・・・
今、頭の中は連ジの攻略とギルティの爆コンボへの入り方の二つだけで埋まってるね
プレステには久しぶりに、マネーアイドルエクスチェンジャーが入っている。
小銭パズルに萌え
サターンに入っているソフトは、シャイニングフォース3のシナリオ3。
敵が全然前に出てこないでかなり卑怯くさい(爆)