Quanさんの書評
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「異端者達に捧ぐ鎮魂歌 スクラップドプリンセス3」(富士見ファンタジア文庫)榊一郎

 ちょっとシビアなファンタジーシリーズの書き下ろし。
 今回のゲストキャラ、エルフィティーネ&レナード。ある意味絶対に答えのでないテーマを背負って登場したこの二人。宗教関係はちとやばげかもしれないが、ま、ファンタジーだから問題ないだろう。このシリーズは、毎回かなり強烈なテーマを掲げるが、今回は特に・・・・あ、ここからネタばれね。
 罪を犯した「仮面の人格」。すがることしか知らなかった少女。この二人、幸せになって欲しいなあ。ところで、エルフィティーネってレナードが生き残っていること知ってるのかなあ。ぬぬぬ。
 今ドラゴンマガジンで連載中の話には、レナードがでてきてないが、そのうち再登場して欲しいなあ。
 あ、ベルケンスのこと忘れてた(笑)。

「俺には、あんたの言うことが全部正しいとは思えない」
「だが、あんたの気持ちは分かるよ」
評価☆☆☆☆

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