「ブラックロッド」シリーズで濃密な世界を描いた古橋秀之の新作。今度は宇宙人(鉄拳皇女・怪獣幼児・大佐猫)が家にやってくる、SFホームコメディ。
あとがきによると、「売れセン」を目指して作ったそうですが、いつも以上に読者を選びそうな話になってるような……私はこういう妙にマニアックな世界も好きなんですけども。
コメディではありますが、個人的には「ソリッドファイター」ほどは笑えなかったかなあ。
大仏のような外見の、妙にジジむさい主人公はいい感じかも。
とにかく、この作者にはコンスタントに本を出せる環境であってほしいものです。書きたいものを書かせてあげたいんだけどなあ。このシリーズも続編でるといいよねぇ。