麻弥さんの書評
●「大江戸爆裂攻防記 虚船2」松浦秀昭[ソノラマ文庫](99/3/2)
第二回ソノラマ文庫大賞受賞作の「虚船 大江戸攻防珍奇談」の続編。舞台は江戸時代。地球に訪れ、人を攫う虚船(うつろぶね)……UFOに対抗すべく、密かに作られた「青奉行」。ところが「青奉行」は新しい奉行・鳥居妖蔵の元、弱体化していってしまった。鳥居が開発させた兵器・ボンベンは、放射能を撒き散らす危険な兵器であった。青奉行の暴走の危機の中、前奉行の浅葱が立ち上がった……
前回と同じく、バカノリで勢いのある話でした。最後のアレには笑ったなあ。今回、こういうことまでやってしまうと、次は何が動くようになるのやら(笑)。
今回は「向こう側」の事情とかも色々書かれてましたが、そのせいでちょっと普通のSFみたいになってしまったのが残念だったかも。
おもしろかったです。
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