麻弥さんの書評
●「やみなべの陰謀」田中哲弥[電撃文庫](99/2/2)
「大久保町」シリーズでお馴染みの田中哲弥の新刊です。ネットでは結構評判いいですよねぇ。
「5つの短編が巧妙に組み合わさってひとつの長編を作る」話です。この人はバカな設定をマジメにやるタイプのコメディ(?)作品を書く方なんですが、今回もどれもなんだか変な話でしたねぇ。
全体の大仕掛けは、「ふーん、そうきたか」…という感じですが、全体的には楽しかったかな、と。
この中だったら、「マイ・ブルー・ヘブン」かなあ。「大久保町」のようなバカ設定がなかなかよかったです。
今回も、「大久保町」にお馴染みの登場人物が出演してますので、そっちを知ってた方が楽しめるかも?
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