三月前期
『戦闘妖精 雪風』・『長い家の殺人』・『敵は海賊 海賊版』
『吸血の家』・『学園武芸帳,2』・『敵は海賊 猫達の饗宴』
『出撃!独立愚連隊』・『七回死んだ男』・『カーニバル』
『カーニバルデイ』
『戦闘妖精・雪風』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始2/29 読了3/2
コメント・・・
面白いんでないかい。
なんか、随所でビジュアルをイメージできるシーンが多い。
ハリウッドで映画化しないかな、って思ってしまった(笑)
うん、アニメ化ではなく実写で希望したいね(だから無理だってば・・・)
ちなみに、雪風とはあくまでも戦闘機である。読む前はちょっと勘違いしていた。
それでも、勘違いこそがストーリーの本質を突いてた様な気がするんだけど・・・
謎のハイパースペースを通過して地球に侵攻してくる謎の戦力「ジャム」。誰だよ、そんな名前つけたのは(爆)
それと戦う地球連合。
一体どうなる事やら・・・
バッドエンド(?)
『長い家の殺人』
歌野晶午 講談社ノベルス
読始3/2 読了3/3
コメント・・・
そうか。島荘の推薦文を読んで気がついたが、ぬるいトリックだったのにストーリーの陰に隠されて見抜けなかったのか(爆)
まぁ、作者がド素人キャンセル島荘宅訪問という連続技で突然推理小説を書き始めた人なのだから、トリックは甘くて当然(?)
しかし、プロの添削を受けたおかげで『トリックを隠蔽する文章』を手に入れたのかもしれない。
出だしの歌に隠されたメッセージも時間がなかったので謎解きしなかったが・・・
コレはもったいなかったな。楽に解けたはず・・・
ワトソン役がちょっとイノシシすぎるけど、こんなもんかな。
素人のデビュー作としては十分でしょ(と、書かない人間が偉そうなことを言った)
『敵は海賊・海賊版』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始3/4 読了3/4
コメント・・・
これはいい。神林長平の作品とは波長が合うか?
出演者は海賊課の刑事ラテルとアプロ(←よりによって黒猫だ)。そして海賊ヨウメイ(くそっ、なんで出せない漢字を使うんだ?)
ドタバタギャグ刑事VSシリアスクールな海賊。
まぁ、いいや。
今回気に入ったセリフは「これは悲劇だ。いや、怒劇だ」ってトコかな。怒劇。イイ言葉だ(笑)チャンスがあったら拙者も使おう。
それにアニメでは知ることのできなかった色々なウラが分かってナイスな感じ。
そして、ストーリー全てを使っての大きなネタ。うん、解説者が教えてくれるから見逃さないよ・・・(笑)
とにかく、SF。
これは・・・SFに対する愛なのか?
おもしろかったです
『吸血の家』
二階堂黎人 立風ノベルス
読始3/5 読了3/5
コメント・・・
相変わらずホラーっぽい雰囲気の推理小説。
そういえば拙者、全然京極を読んでないから対比できなくて困るな。
あ・・・あっちはオカルトだった(爆)
とにかく、江戸川乱歩に近い作風の人と覚えればいいわけだ。
それにしても、やたら注釈が多い。そのくせに一括で巻末に解説を載せてるから読みにくいったら・・・
せめて、章末ごとにおいてくれればいいのに。
解決編は割りと「なるほど」と言えるモノ。
足跡のない殺人ね・・・ちょっと気付くのが遅すぎた。答えの出る1ページ前・・・つてもぉソコまで来たら気付かない方がダメでしょ(笑)
『学園武芸帳,2 月に叢雲、花に風』
白井信隆 電撃文庫
読始3/6 読了3/6
コメント・・・
一応、格闘アクションのはずなんだけど?なんかヘンだよ。
ジャンルAにおいては満足。ジャンルBではダメ過ぎの駄作。
ちなみにAは拙者の好きなコメディ味のこと。Bは純粋な格闘アクションとして見た場合。
今回バトルシーンがオマケ程度にしか書かれていない。って言うか、ホント、「仕方なく付け足した」程度
今後のためのストーリー展開がうな重で、格闘シーンが肝吸い(爆)
主客転倒と言われても仕方ありますまい。
精進しなされよ
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『敵は海賊・猫達の饗宴』
神林長平 ハヤカワ文庫JA
読始3/6 読了3/7
コメント・・・
これだ、これが全六話のアニメとなった原作だ。
CATSシステム。場を作り出し、今回の場合はソコにいる全ての知性体をネコ化してしまうという、いかにも海賊らしい(笑)恐ろしい作戦が発動される。
阻止すべく派遣されたのは当然、黒い食欲魔猫アプロと不幸なラテル。オマケに新人のマーシャだ。
ストーリーがどうこういうよりは、アプロに振り回されるラテルが哀れで・・・おとっつぁん涙が出てくらぁ(涙)
海賊が動き出すのを待つために『古代』から発掘された謎の球技『ベースボール』を行うシーンもある。野球好きなら必見だ(ウソ)
なんにせよ、一番問題なのは仇役ヨウメイのヨウの漢字がパソで出せないこと(爆)
陶の字の右側だけなんだけどね・・・漢和辞典で探したけど出てこなかったさ。
まぁいい、次だ。次いくよ
『バトルテックノベル 出撃!独立愚連隊』
黒田和人 富士見ファンタジア文庫
読始3/7 読了3/7
コメント・・・
軍隊モノはあんま好きじゃないんだけど、『独立』とか『愚連隊』とか言われると気が引かれる。
うむ、拙者が嫌いなのは固っ苦しい軍規だからね。特に無能な上官に死地に追いやられる下っ端達、って展開にはストレスが溜まりやすい。
それが、こんな風に自由げなタイトルを付けられたら、もぉ(笑)
結局は、イマイチかな。
文章だけじゃ、ロボットのフォルムをイメージできないな。
ストーリーも次回へのヒキを重視した生煮えだし、キャラにも個性はあるけど魅力が足りないか・・・
ま、せっかくだから続く三冊も読んでしまうか(爆)
『七回死んだ男』
西澤保彦 講談社ノベルス
読始3/8 読了3/8
コメント・・・
ミステリ = 推理 ってワケじゃないんかな?
まぁ、推理する要素(レトリック)はあるけど、そもそもソレを謎と気付かなければ最後まで、ただ、面白く読んでしまうだけの作品。
時間の落とし穴・・・という体質で同じ日を何度も繰り返す高校生久太郎は、遺産相続でもめる祖父の死んだ日にその体質が発動してしまう。
久太郎は同じ一日を何度もやり直すがどうしても祖父殺しを止められない。
次が・・・次が最後のチャンス!!
んな話。だけど、シリアスってよりは、むしろユーモア。
時々、一日を9回繰り返す(だから久太郎なのか・・・)少年は、性格が老けている(笑)
そのせいか、言葉遣いもやたらと丁寧だし(そんなことまで笑えてしまう・・・)
まぁ、軽く楽しむための本さ。
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『カーニバル 人類最後の事件』
清涼院流水 講談社ノベルス
読始3/8 読了3/12
コメント・・・
ここまで来るとさすがにワケがわからん。
作者は何を求めているのだ?ダイナミックな西澤保彦?
推理小説じゃないのだ。
まぁ、作者自身、『流水大説』って言ってるけど・・・
りゅーすい大説ね。理you推かな。
しかし、この本を読むと、日比谷線の列車事故や、アメリカの発砲事件。さらに病院の点滴ミスなどの事故事件全てが犯罪オリンピックの一環に見えてしまう。
まぁ、今の時期、読むべき本なのかもしれない(?)
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『カーニバル・デイ 新人類の記念日』
清涼院流水 講談社ノベルス
読始3/13 読了3/18
コメント・・・
えーと・・・
結局・・・
最後の九十九邪鬼のセリフを言いたかっただけなのかな?
無駄に長いだけの小説と言ってしまっても良いかもしれないね。
途中からは読みながらも読んでなかったかもしれないけど。
半トランス状態で自分の作品のネタを練っていたような・・・
ま、読んで損した、とまでは思わないし
ま、いいか☆
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