四月後期
『学園忍法帖』・『日本剣豪譚』・『魔界甲子園,2』
『三千世界の鴉を殺し,1』・『幻想探偵社,1』・『ARIEL,7』
『ぼくらは虚空に夜を視る』・『エア・ホスピタル』・『幻想探偵社,2』
『凶区の爪』
『学園忍法帖』
藤原征矢 ソノラマ文庫
読始4/16 読了4/16
コメント・・・
嵐虎丸。ものすごい勢いで走ることにより、風圧でスカートをめくる・・・
なんか、似たような忍者がどこかにいたよな。肉丸とか言う、さ。
だが、コッチの小説の話はもっとバカバカしく、ライバルの忍者軍団。謎のマッドサイエンティスト。風紀委員。
四勢力が混乱バトル。
そんなもん。たいして面白くない。
少女忍者の恥ずかし乙女絵がなかったら、カス。
『日本剣豪譚 江戸篇』
戸部新十郎 毎日新聞社
読始4/17 読了4/22
コメント・・・
半分イマイチ(変な表現だ)
江戸時代の剣豪の話を集めたものなのだが、第一話の林崎甚助はともかく、だんだんと表題剣士の出番が少なくなっていき、同門の剣士や門下生の話だったり剣道の歴史だったりして、秘剣シリーズを読んだときのような爽快感はほとんどない。
しかも、秘剣で見た剣士が多数登場するので、あえてコッチを読むことはお勧めしない。
『魔界甲子園,2 炎星編』
山浦弘靖 ケイブンシャノベルス
読始4/23 読了4/24
コメント・・・
ネタとして読むしか。
甲子園を制覇することで魔界人は黒魔教団の勢力を伸ばし、人界を支配しようとしていた。
はい、ココで笑う。
主人公が沢村栄治の魂と通じる辺りも泣き笑いですよ。
そして、なんだか打ち切り決定したマンガのようにものすごい速さでストーリーが展開して、完。
ツマラン。
『三千世界の鴉を殺し,1』
津守時生 ウィングス文庫
読始4/24 読了4/25
コメント・・・
ファンタジー系だと思ってたら、宇宙物だった。
左遷された勇者は二階級降格の中尉さん。
超絶美形で、黒髪はひざの裏まで伸びているという優男。
しかも怪しげな超能力を持っている。
そんな彼が父親に任された仕事とは?
さっそく、美形同士のキスシーンがあり、その手の人大喜び。
並列書評に飛ぶ
『幻想探偵社シリーズ,1 怪事件が多すぎる』
清水義範 ソノラマ文庫
読始4/25 読了4/25
コメント・・・
まともな推理小説ではない。
つーか、推理に分類されないか・・・
宇宙から来たお姫様の不思議な機械の力で、その探偵社には怪奇なミステリー事件が持ち込まれるようになった。
時間の渦に閉じ込められたり、未来予知できる人が来たり。
あまり深く考えずに読むと良し。
『ARIEL,7』
笹本祐一 ソノラマ文庫
読始4/25 読了4/26
コメント・・・
前巻で地球から離れたゲドー社の面々はまだ帰ってきていなかった。
まぁ、地球を侵略しようという相手がいなくなって困ることは全く無いのだが(笑)
だが、その隙を狙って宇宙海賊が攻めてきた。
地球を守るはSCEBAと、ヒマしてる女子高生+ゲドー社の居残り駐在員ナミ。
圧倒的な科学力と戦力の差に翻弄されるアメリカ軍。
つーか、エリアルでさえほとんど役立たずのまま、鹵獲される。
恐るべし!宇宙!!
でも、なんか、面白くねーや(爆)
『ぼくらは虚空に星を視る』
上遠野浩平 デュアル文庫
読始4/26 読了4/26
コメント・・・
面白かった!
二つの世界で「戦う」ことになった少年、工藤兵吾。
超宇宙ドッグファイト。
ただ、コレ読むと光速を超えた闘いってなんだかよく分からなくなってしまうんだな。
光の速さで動いてるんだから、音声伝達なんて間に合わないとか、色の無い世界だとか、イメージしにくいったらありゃしない。
並列書評に飛ぶ
『エア・ホスピタル』
米山公啓 講談社文庫
読始4/26 読了4/28
コメント・・・
なかなか面白い。
これを説明するには、あとがき解説の説明が使いやすいな。病院版ダイハード。
海に囲まれた孤立病院AHは、大金持ちが金に糸目をつけず最高の治療を受けるための病院。
だが、そんな病院だからテロリストが目をつけた。
立ち向かうのは、転んで頭を打って入院していた外科医の鷹木センセイ。
短気な彼は病院内の器具を使ってテロリストにケンカを売る。
単なる戦闘だけではなく、さまざまに紆余曲折する展開。
こういう話は好きだな。
『幻想探偵社シリーズ,2 ABO殺人事件』
清水義範 ソノラマ文庫
読始4/28 読了4/29
コメント・・・
女子大寮で二人の娘が相次いで死んだ。事故死と自殺に見えるのだが・・・
幻想探偵社にコレを事件として持ち込んだ娘は、1人目の血液型がA型。2人目がB型。次はO型その次はAB型の誰かが殺される『ような気がする』と不思議な事をいう。
肉体労働担当の乾三四郎は「そんなバカな」と一笑するも、ボスの真下は「これはABO殺人事件だ!」と大喜びしてこの調査を引き受ける。
真下のヘッポコ推理と謎の私立探偵黒川小次郎の参戦。
オカルトっぽい背景は「っぽい」では終らない、まんま幻想怪奇なオチがつくインチキ推理小説。
まぁ、心に余裕のある人に(笑)
『凶区の爪』
竹本健治 光文社文庫
読始4/29 読了5/2
コメント・・・
事件が起きる前から、犯人がわかってしまった・・・
小説上の不自然さから見抜いたイカサマ推理だから何の意味もないんだけど。
さて、少年本因坊・牧場智久が主人公のシリーズらしいのだが、疲労で最終章までダウンし続けていた。
しかも目を覚ましたときに、寝ぼけたまま行動したため、アイヤーな展開に・・・
事件自体はバラバラ見立て殺人事件。
狂女伝説になぞらえて、蔵の中で見つかる惨殺死体。
眠ったまま、何の情報も得られず、探偵として機能していない主人公にドキドキする小説(笑)
トップに戻りたい
リストに戻る
欄外 ゲームの伝道