九月前期
『シェリフスターズSS,02』・『怪奇堂』・『サムライ・レンズマン』
『リアルバウトハイスクール,5』・『ザ・対決』・『聖王の罪業』
『ぶたぶた』・『魔王軍団,1』・『リアルバウトハイスクールEX,1』
『魔術士オーフェン無謀編,1』・『続巷説百物語』
『トラブルシューターシェリフスターズSS mission02』
神坂一 角川スニーカー文庫
読始9/2 読了9/3
コメント・・・
無表情美人のレティシアと、豆腐大好き幼女メニィのコンビが、いまだに無料キャンペーン中のシェリフスターズのお仕事をこなすのであった。
謎の生物調査と道楽息子輸送の二本立て。
ホラーと推理。
お笑い度は低めだが、まぁ、面白い。
『怪奇堂』
布田竜一 文芸社
読始9/3 読了9/4
コメント・・・
アウターゾーンとか笑うせぇるすマンとか、それ系のショートショート。
小太りのじいさんが経営する怪奇堂には不思議な力を持ったいろんなアイテムが揃っている。
ただ、ちょっと使い方を間違えると不幸な事になるので注意しよう。
多少ニヤリな部分もあったけど、大抵はお約束過ぎてイマイチかな。
まぁ、悪くは無いけど、ってレベルだね。
『サムライ・レンズマン』
古橋秀之 徳間デュアル文庫
読始9/4 読了9/6
コメント・・・
おなじみのドラゴンレンズマン・ウォーゼルやヴァンバスカークの登場する・・・
しらねーよ(爆)
というわけで、南蛮人の書いた古代名作SF「レンズマン」の外伝的ストーリーなんだけど、別に原作を知らなくても楽しめます。
オリジナルキャラ、サムライのシン・クザクが悪の組織ボスコーンに仲間と共に立ち向かう。
ものすごい勢いで広がっていくストーリー。
シリアスな中で、アメリカ人が書いたような日本人セリフでボケてくれるクザク。
ってダメじゃん(笑)
まぁ、読みやすくノリもイイ。お勧めだが、挿絵は微妙。あぁ、わざとアメコミっぽい擬音だったのか・・・
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『召喚教師リアルバウトハイスクール,5』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫
読始9/6 読了9/6
コメント・・・
何も起こらない話を書きたかったらしい(爆)
しかし本当になにも起こらないわけではない。
姫川沙羅の保護者である祖父は、御剣涼子の師匠の仇敵だったのだ。
年寄りが冷や水を流すような死闘を繰り広げる。さらに氷室那智の師匠さえも顔見知りだったという。
そのころ南雲慶一郎は有り余る牛肉の処分のため、胃袋を求めて1人また1人と焼肉パーティーに招待するのであった。
それだけ。
多分読まなくても次の巻に進めるだろう。
『ザ・対決』
清水義範 講談社文庫
読始9/7 読了9/8
コメント・・・
運命の決戦10番勝負。
釈迦とソクラテスが。最澄と空海が。コーヒーとお茶が!!
大バカユーモア。
だけど雑学満載。歴史の勉強込み。
清水義範としては並み程度で、まぁ、面白い。
『魔王ヴァーラの物語 聖王の罪業』
秋津透 スニーカーブックス
読始9/8 読了9/9
コメント・・・
全然魔王じゃないヴァーラの物語です(爆)
むしろ神。正確には竜神に検察官として任命されたのだが。
とんでもない力のこめられた竜宮の矛を持たされて、一国の運命さえ左右できる男。
でもヴァーラって男は力のわりに冷静沈着で平和主義なため、ストーリーはあまり派手には展開しない。
いい話ではあるかもしれないが、なんとなく失敗の予感
『ぶたぶた』
矢崎存美 徳間デュアル文庫
読始9/9 読了9/10
コメント・・・
ほんわか不思議ショートショート。
動いてしゃべって物だって食べちゃうブタのぬいぐるみ『山崎ぶたぶた』
このぶたぶたと出会って心癒される様々な人たち。
ヘンな世界がね、イイかもね。
ぶたぶたの回りの人はぬいぐるみが動く事に何の疑問も持っていない。
むしろ尊敬すべき上司と見られていたり。
でも初めてぶたぶたに出会う人は彼を見て驚く(笑)
このどっちつかずのあやふやな世界がイイ感じなのかも。
ただ、文章に「!」が多用されているのが妙にうっとうしく感じられることも。
お勧め度は並みだけど癒され度は高め。
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『魔王軍団 妖人編』
菊地秀行 フタバノベルス
読始9/10 読了9/10
コメント・・・
骨董品屋に転がりこんできた一枚の布切れ。
それが伝説の聖骸布? 紫の亜麻布をめぐって様々な団体が妖術戦を繰り広げる。
巻き込まれた少女を助ける主人公、遼麻出は八頭大のような一匹狼。
大学の一部を自宅として使用し、警察や医師会の上のほうに圧力をかけられる謎の青年。
一体何のために聖骸布を求めるのか?
いや、それ以前に、人を喰らうこの布は何の聖骸布なのか!?
謎が謎のまま次回へGO!
『召喚教師リアルバウトハイスクールEX−1 カオルーンの花嫁』
雑賀礼史 富士見ファンタジア文庫
読始9/10 読了9/10
コメント・・・
わざわざ番外編と銘打つ必要も無いほどにいつもどおりのストーリー。
もとよりドラゴンマガジン連載分という以上の意味は無いのかもしれないが。
というわけで、謎の教育実習生、飛島鈴那がものすごい勢いで南雲慶一郎に結婚を迫る話。
ありえない事態に学園は大混乱。
だがもちろんこの話には裏があり、裏の裏は表なのであった。
この巻ならではの見所というものは特に無く、いつも通りよ。
『魔術士オーフェン無謀編,1 てめぇら、とっとと金返せ!』
秋田禎信 富士見ファンタジア文庫
読始9/11 読了9/11
コメント・・・
ものすごい勢いでスレイヤーズすぺしゃるな感じのアホバカファンタジー短編。
本編より少し前の話。
クリーオゥの代わりにコンスタンス・マギー略してコギーという絶望的無能婦警のお手伝いをさせられる。
それに、ボルカン・ドーチンの地人兄弟が混乱に拍車をかける。
まぁ、お手軽お気楽ファンタジーなんだけど、スレイヤーズの分身でしかないのも事実。
男主人公と女主人公、どっちを選ぶかだよ。いや、両方選んでもいいけど(笑)
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『続巷説百物語』
京極夏彦 角川書店
読始9/12 読了9/17
コメント・・・
「続」か・・・。続の付かない巷説百物語をまだ読んで無かったヨ・・・
かなり不本意だが仕方あるまい。
この話は、まぁ、ある意味、江戸版京極堂。
各地で起こる厄介な事件を、妖怪の仕業に見立てて小股潜りの又市と愉快な仲間たちが解決する。
そして道楽若隠居の山岡百介が記述する。京極と同じシステムだね(笑)
「推理」の要素は全く無い。ただ面白い時代物と思って読むといい。
お薦めできるが、やはり前作から読むべきだろう。
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欄外 ゲームの伝道