四月後期
『ガンドレス,1』・『ガンドレス,2』・『ガンドレス,3』
『瞬間移動死体』・『夏と冬の奏鳴曲』・『不定期エスパー,6』
『不定期エスパー,7』・『不定期エスパー,8』・『しびとの剣』
『スコッチ・ゲーム』・『麦酒の家の冒険』・『脱出!独立愚連隊』
『激闘!独立愚連隊』・『決戦!独立愚連隊』・『エイリアン魔神国(下)』
『ガンドレス,1』
天沢彰 電撃文庫
読始4/17 読了4/18
コメント・・・
近未来。大船撮影所は赤字倒産ではなく地震災害によって潰れた世界(笑)
ヨコハマ。ベイシティと呼ばれる独立地域が舞台。
まぁ、科学版魔界都市(?)と思えばいいさ。
そこに、ある日空からウイルス入りの人工衛星が落ちてきた。
海に落ちたからまだウイルスは目覚めていない。しかし、解凍されてしまったら・・・
アメリカは自らの恥を隠すべく核ミサイルの準備を始めてしまった。
という危機に立ち向かう美少女バウンサー達。
キャラクター原案士郎正宗で劇場版アニメになったガンドレス(見てないニョ)の小説版。
展開は、お約束なので・・・並
『ガンドレス,2』
天沢彰 電撃文庫
読始4/18 読了4/19
コメント・・・
特に興味があったわけじゃないんだけど、全三巻が同時に並んでいたのでイキオイで借りちゃったのさ。
電撃文庫でこの厚さで、アッという間に読み終わるからつまんなくてもいいや(爆)という考えの下に・・・
さて、前巻に引き続き、何か足りないと思っていたが、その理由がようやく分かった。
キャラクターの設定が全然活かされてないんだよね。
テコンドーや沖縄唐手の使い手とかいう格闘能力。データ収集。射撃。
むなしいな・・・
ま、いいや(爆)
今回は孤島の警察署を乗っ取って毒ガス爆弾を構えた悪党退治。
ランドメイトという名称のパワードスーツ(っていうかロボット)に乗り込むエンジェル・アームズの面々。
1巻で全てを操っていた謎の人物も姿を現す。
でも、並(笑)
『ガンドレス,3』
天沢彰 電撃文庫
読始4/19 読了4/19
コメント・・・
ランドメイトでの格闘戦がなかった言い訳をするかのように、精密機器は接近戦に向いていないという理由が現れる(笑)
サイボーグを殴り飛ばして右手破損とか・・・弱いゾ、それわ
まぁ、いい(またかい!!)
前巻で姿を現した全ての黒幕、真藤昭典(しんどうあきのり)の名がエンジェル・アームズ及びお馴染みの警部さん達に伝えられる。
全員の間に緊迫した空気が流れた。
『誰だ、それは?』
(笑)
全三巻、イマイチだなぁと思いながらも読んだ甲斐がありました。(をーーい・・・)
これを読んでるみんなはわざわざ三冊も読まなくともこのネタに触れられたのだ。
ラッキーだね(爆)
『瞬間移動死体』
西澤保彦 講談社ノベルス
読始4/19 読了4/20
コメント・・・
ナニをするのも面倒くさい。人生楽して生きていたい。
そんな男がある日突然、人気作家である妻に殺意を抱く。
が、予定外の出来事が発生して妻殺しは失敗に終わる。
のだが・・・
またもや、西澤ルール(笑)の中で、テレポーテーション絡みの殺人事件発生。
主人公は真実を見抜くことが出来るのか?別のキャラが真相を見抜くのではないだろうか?
ストーリーの中の不自然を見抜くことが解決への第一歩。
今回は九割解決したぜ(最後の一割は無理だよぉ・・・)
ところでこの主人公どこかで見たような性格・・・
・・・
拙者だよ・・・(爆)
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『夏と冬の奏鳴曲』
麻耶雄嵩 講談社文庫
読始4/20 読了4/23
コメント・・・
翼ある闇をハードカバーで読んだので、文庫の麻耶雄嵩を読むのはヘンな気分だなぁ・・・
それはともかく、各地のHPで鬼畜探偵メルカトル鮎、と言われているので興味はあった。
だが今作では・・・
ソんなことはナかっタ(爆)
だって・・・出てこないモン。メルカトル。
出てこないくせに全てを片付けるのな、銘探偵は。
まぁ、この程度のオチは読み切れないことはなかったが・・・事件自体はちょっと難しい。
主人公視点で書いてあるから、欲しい情報が正しく入ってこないんだわさ
それに、ジキルとハイドの謎は一体?
とにかく、今回の評価は低め。
積極的には展開が気にならなかったな。暗いし。
翼ある闇と比べたら、・・・・・・、と、いうわけだ
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『不定期エスパー,6 激闘!首都ネプト』
眉村卓 徳間文庫
読始4/23 読了4/24
コメント・・・
5巻を読んだのが12月だからうまいことストーリーを思い出せないなぁ・・・(爆)
とにかく、時々エスパーになるという主人公、イシター・ロウが軍隊に編入されネイト=ダンコールで敵の降下部隊を待つことになった・・・っていうのが前回の終わり方だったのだろう。
そして降下部隊は降りてきた。
地上に降りた敵部隊は圧倒的な戦力を持っているにもかかわらず、散発的な砲撃や闇に紛れての奇襲などという不可解な作戦でイシター・ロウの所属する中隊をジワジワと削っていく。
必死で戦いつつも、時間が有れば想念を追う(←想像をめぐらす(←主にテレパシーで得た情報を元に何が起こっているのか大局的に推理・妄想する(←東京大学物語の村上直樹(笑))))イシター・ロウ
そして・・・部隊は壊滅する
ついに壊滅状態の戦場から這々の体で逃げ出すイシター・ロウと現地の(元)義勇軍の2人。
3人は何かがあるはずの目的地、首都ネプトへと歩き始める。
SFなのにSFらしさを感じないのは、ストーリーの基本がイシター・ロウの考え事で占められているからではないだろうか。
つまらない、ってワケじゃないぞ
『不定期エスパー,7 シェーラたちの正体』
眉村卓 徳間文庫
読始4/24 読了4/24
コメント・・・
ついにネプトに到着したイシター・ロウは二人と別れて一人自分の所属するべきカイヤツ軍を探してネプトを歩き回る。
義勇軍の二人としゃべることでネイト=ダンコールの言葉を覚えはしたものの、読み書きはまだできない。
しかも、街は敗残兵である連邦軍に対して冷たすぎた。
そんな中、ドコにいるか分からない本隊を探し回るイシター・ロウの姿は、悲しいくらい滑稽といえるかも知れない。
本隊に戻ることの難しさ、なんて初めて読んだよ。
ナニ、敵陣から必死に逃げ出し、ジャングルを越えて、ってワケじゃない。
自分が(形式的にでも)守るべき街の真ん中で自軍を探して彷徨っているのだ。他人事だったら大笑いだ。
焦燥と憔悴の中、イシター・ロウはふたたび謎めいた少女シェーラと出会い、思いがけない真実をうち明けられる。
新たな情報を手に入れた彼はますます想念を追い回す(笑)
一体何が起こっているのか。推理小説ではないからあまりどんでんがえしな予想をするのは勘ぐり過ぎなのだろうか?
なんにせよ、次回完結
『不定期エスパー,8 新しい道』
眉村卓 徳間文庫
読始4/24 読了4/25
コメント・・・
まとまるようにまとまった、と言うしかないか。
何かこう、物足りないモノが有るんだけど。
ようやく辿り着いたカイヤツ軍は、4分の3がネイト=カイヤツに帰るため集合地点を旅立っていた。
そんなことは無理だ、とか、ケガして動けず残っている仲間の中に知った顔を見かけて喜ぶイシター・ロウ。
そして、戦死した仲間の情報を知りガッカリ落ち込むイシター・ロウ。
そんな彼に、シェーラはイシター・ロウが以前仕えていたエレン・エレスコブが窮地に陥っていることを教える。
新しい目的を手に入れ動き始めるイシター・ロウ。
そして、最後に彼は自分の進むべき道を決める。
・・・
なーんか、やたらとイシター・ロウをフルネームで書きまくったな(笑)
でも、なんか、こんな書き方しかできなくてね
とにかく、不定期エスパーという中途半端な力に翻弄されつつ生きてきた男が、能力を自分で制御していくという形の成長モノ。
だと思う(爆)
『剣侠士シリーズ,1 戦国魔境編 しびとの剣』
菊地秀行 NON時代伝奇ロマン
読始4/25 読了4/25
コメント・・・
古代の秘術により100年の死から舞い戻った冴月紫靡帝。
生前は一騎当千の武者だったが、復活した今は、冴月家再興どころか、人としての記憶も失ったままさすらうのみ。
そして、彼の敵に回らんとする男が1人。
あの『からくり師蘭剣』である。
(↑んだけども拙者、蘭剣は面白ぅなかったのよね(爆))
紫靡帝の行く手に一体何が待っているのか?
わかりません(笑)
『スコッチ・ゲーム』
西澤保彦 角川書店
読始4/26 読了4/26
コメント・・・
タカチこと高瀬千帆の過去の事件を酒を飲みながらの大解決?
と、いうわけでお馴染み、飲み助大学生、匠千暁と仲間達シリーズです(笑)
タカチの通っていた女子校の寮で行われた連続殺人事件。
一番の容疑者はその時間、高級スコッチを川に捨て、ビンを洗う怪しい人物を目撃していたというアリバイが!!
果たして真犯人は?その動機は?
今回も、酔った勢いで妄想力全開(爆)
何でそれだけの情報から、そこまで推理(=妄想)できるかなぁ・・・
しかし、拙者は真犯人にもっとすごい人を選んでいたので解決編でそれほど驚きはしなかった(笑)
ちなみに拙者が疑ったのは・・・(白字で右に・・・)鍵屋さん(笑)
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『麦酒の家の冒険』
西澤保彦 講談社ノベルス
読始4/27 読了4/28
コメント・・・
難しいです。推理するのは(笑)
一階にはベッドが一つ。ポツンとそれだけ。
二階にはクローゼットの中に冷蔵庫が!そして90本以上のヱビスビールと凍ったジョッキ!!
という不思議な状態の別荘?
はてさて、こいつは一体何なんだ。
匠千暁と仲間達の無責任な酔っぱらい妄想推理のはじまりはじまり。
みんなの(作者の?)妄想にはイチイチ「なるほど?」と思わされます。
ちなみに拙者は、未成年が親に見つからないようにビールを隠したなどというバカ推理をしました。
今、酒飲んでます。キリンビールです。ツマミは柏餅(爆!!)
匠千暁シリーズ読むと無性にビールが飲みたくなってイカンです(笑)
しかし、拙者、ビールでストレートチェイサーやるほど酒に弱かったりする(爆)(爆)
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『バトルテック・ノベル 脱出!独立愚連隊』
黒田和人 富士見ファンタジア文庫
読始4/28 読了4/29
コメント・・・
そーだなぁ・・・
ヤン・ウェンリーのようにどことなくやる気のないリーダー、サコンジと仲間達による今回は大統領警護。
今回、せっかく作者が伏線を張ったモノの、オチが口絵に描かれていたため驚く人は1人もいなかったというウワサ(笑)
バトルメック・・・
ガンドレスのランドメイトと違って、歩兵で倒すことはとんでもなく難しいという、パワフリャなメカ。
降下に失敗した一体の敵メックが落ちたのは偶然にも大統領の極秘会談の場所。
大統領を連れて逃げ出すのだ。メックを隠している地点まで逃げ切ればなんとかなる
はずだったのだが・・・
なかなか盛り上がるかな。
『バトルテック・ノベル 激闘!独立愚連隊』
黒田和人 富士見ファンタジア文庫
読始4/29 読了4/29
コメント・・・
何の戦略的価値もない惑星エニウェアを侵略しに来たクリタ軍。
実はこの星には今では製造不可能と言われるバトルメックの製造工場が封印されていたのだ。
と、いうことで、エニウェア軍は製造工場であるライオンハート城に籠城し、時間を稼ぐのであった。
戦争物だけど、用兵術を見せてはくれない(爆)
どっちかというと戦術レベルの戦い。
しかも、独立してないし、全然愚連隊ではない(爆)
『バトルテック・ノベル 決戦!独立愚連隊』
黒田和人 富士見ファンタジア文庫
読始4/30 読了4/30
コメント・・・
クリタ軍の新型メック『ヤマタノオロチ』の前に為す術無しの、サコンジ率いるエニウェア軍。
もはや最後の頼みの綱は、地下の製造工場から発掘された謎のバトルメックだけであった。
まぁ、こうなればお約束なんだけど・・・
はい、ネタバレだけど誰にでも予想はつきますね。
勝ちます(爆)
ただし、勝ち方が意外と言えば意外。
発掘メック、シャドゥセイバーの圧倒的パワーによって勝利するというわけではない。
戦術的トラップ&読みの勝利。
とりあえず完結
『エイリアン魔神国(下)』
菊地秀行 ソノラマ文庫
読始4/30 読了5/1
コメント・・・
ローラン王国の隠しプリンスは、八頭・エニラ師・ヤンガー大佐の三勢力の中をあっちこっち奪われ続ける。
大がプリンスを奪い返しに行ったとき、現れたのは人狼のミイラであった。
今回も、ノンストップでピンチピンチの連続だ。
中でも、ハチに刺されて恐怖感を助長する毒(?)を喰らったのがマズイだろう。
いままでは、『勇気』で切り抜けることのできたピンチが、今回に限っては恐怖で体が動かない、と来たモンだ。
それなのに襲いかかってくる敵は正気でもビビってしまう異世界的力を持つバケモノばかり。
果たしてエニラ師の正体とは?
下巻なのに完結せず、この後『完結編』1,2,3と続くのであった(爆)
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欄外 独り言コーナー
うーむ、まいったな・・・
神林長平全読破行くぜ、とか思ってたのに、横浜市立図書館全18カ所のどこにも『敵は海賊・不敵な休暇』が無くって挫折状態。
そういえば、クレギオンも4巻だか5巻だかが無くって行き詰まったんだよなぁ・・・
(困った困ったと言いながらこれっぽっちも買おうとは思わない拙者であった。)